低学年次学生対象の体験学修
体験学修とは、文字通り「活動体験」を通して学修を行うことです。
島根大学では、さまざまな体験活動を通じてこそ高度な実践力が培うことできると考え、様々な授業や時間外活動を提供してきました。
さらに2016年度より、共通教養科目及び各学部の専門教育で幅広く開講されている体験学修科目を通じて、「過疎?高齢化、離島?中山間地域問題、地域医療危機などの問題を抱える地域社会の現状を理解し、それらを解決するための力を培う」ことを目的として、充実した教育プログラムを展開しています。
体験学修の意義
体験活動は、豊かな人間性、自ら学び、自ら考える力などの生きる力の基盤、子どもの成長の糧としての役割が期待されています。つまり、思考や実践の出発点あるいは基盤として、あるいは、思考や知識を働かせ、実践して、よりよい生活を創り出していくために体験が必要であるとされている。具体的には、次のような点において効果があると考えられます。
1現実の世界や生活などへの興味?関心、意欲の向上
2問題発見や問題解決能力の育成
3思考や理解の基盤づくり
4教科等の「知」の総合化と実践化
5自己との出会いと成就感や自尊感情の獲得
6社会性や共に生きる力の育成
7豊かな人間性や価値観の形成
8基礎的な体力や心身の健康の保持増進
文部科学省 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121502/055/003.htm
また、大学においても教員の一方向的な講義形式の教育ではなく、学修者の能動的な学修が推奨されており、体験学修はその一つです。
体験学修を通して現状把握力を身に付けるとともに、課題と自身の知識を関連付けて解決策を発見する力を伸ばしていくことを目指しています。
各学部等の初年次教育授業科目一覧
教養育成科目
発展科目(自然科学分野) | 山陰地域の自然災害 |
発展科目(学際分野) | 中山間地域フィールド演習 |
フィールドで学ぶ「斐伊川百科」 | |
地域博物館へのいざない | |
社会人力養成科目 | 地域社会の生活と安全 |
ジャーナリズムと地域社会 | |
島根の企業と経済 | |
ボランティアと障がい者支援 | |
ビジネススキル入門 |
法文学部
法経学科 | 入門演習 |
社会文化学科 : 学科共通 | 社会文化入門セミナー |
社会文化学科 : 現代社会コース | 社会学実習 |
地理学実習 | |
地理学調査法 | |
社会文化学科 : 歴史と考古学コース | 歴史学専修演習 |
考古学技術実習Ⅰ | |
考古学実習Ⅰ | |
言語文化学科 | 言語文化入門Ⅰ |
言語文化入門Ⅱ |
教育学部
教育体験活動 | スクール?インターンシップ |
スクール?インターンシップ (特別支援学級?学級及び通級指導教室) |
|
行政連携事業(放課後?休日の活動) | |
社会教育施設での体験 | |
各種団体での体験 |
人間科学部
人間科学科 | 人間科学地域実践入門 |
医学部
医学科 | 早期体験実習 |
地域医療体験実習Ⅰ | |
地域医療体験実習Ⅱ |
総合理工学部
地球科学科 | 地球科学野外実習Ⅰ |
建築デザイン学科 | 建築見学Ⅰ |
生物資源科学部
生命科学科 | 臨海実習Ⅰ | |
臨海実習Ⅱ | ||
臨海実習Ⅲ | ||
生物科学実験 | ||
農林生産学科 | 農業生産基礎セミナー | |
農林フィールド実習 | ||
園芸植物科学コース |
資源作物?畜産学コースおよび農場専門実習 | |
農業経済学コース | 農村調査分析論 | |
環境共生科学科 | 環境共生科学基礎セミナー | |
環境共生科学入門 | ||
動物生態学実験 | ||
植物病理学実験 | ||
微生物生態学実験 | ||
生態環境科学実習 | ||
学部共通 | 基礎フィールド演習 |