公開日 2025年03月03日
島根大学は、2月14日(金)島根県測量設計業協会、中国地質調査業協会島根県支部と連携協定を締結しました。
協定書には、技術士、測量士、シビルコンサルティングマネージャ(RCCM)、地質調査技師等、高度な技量を備えた地質系技術者の育成?確保と、地質分野及び自然災害分野等に関係した様々な課題解決に関する連携?協力が盛り込まれました。
これまで両協会とは、総合理工学部地球科学科における必修授業科目「地球科学野外実習」及び「地質学と社会?演習」において、現場での野外実習やドローン調査、3D地質解析といった最先端の調査技術教育?地質DX教育に協力いただいています。その結果、地球科学科では土木?建築、資源?素材といった専門業界への人材輩出数は、全国の地球科学系の国公私立大学の中でもトップクラスの実績となっています。
また、令和4年度には関係機関により「島根県地質技術者育成コンソーシアム」を設立し、県内の地質技術者の育成?確保を図るためのネットワークを構築しているほか、令和5年度には両協会の出資により島根大学対象の給付型奨学金制度の運用も始まっており、本学の学生にとって大きな支えとなっています。
島根大学で行われた協定締結式で島根県測量設計業協会の和田会長は、「この協定を機に産業が人材を育成し地域貢献と大学の発展につながる好循環をつくりたい」と話し、中国地質調査業協会島根県支部の石倉支部長は、「地質技術者がますます求められていく中で、産業界と島根大学が連携し色々な取り組みを進めたい」とあいさつがありました。島根大学の大谷浩学長は、「より一層緊密な連携を図りながらSDGs、地域の課題解決、持続可能な地域社会の発展に貢献してまいりたい」と期待を込めました。
協定書に署名する石倉支部長(左)、和田会長(中央)、大谷学長(右)
協定書を掲げる石倉支部長(左)、大谷学長(中央)、和田会長(右)
関係者全員で記念撮影
本件に関する問い合わせ先
地方創生推進課 地域協創グループ
0852-32-9827