公開日 2025年03月04日
生物資源科学部の高原輝彦教授らと京都大学?神戸大学の共同研究グループは、宍道湖で近年大量繁茂が問題となっている沈水植物(水草)2種を対象に、2016年から毎月実施してきた環境DNA調査に基づき、7年間分のサンプルを分析しました。その結果、両種の環境DNA濃度の変動、すなわちバイオマスの年変動や季節変動などが明らかになりました。また、どちらの水草が優占種となるかについては、宍道湖の近年の塩分変動が関係していると考えられました。
詳細はこちら → 報道発表[PDF:934KB]
今回の研究成果は、次の論文として公表されています。
Teruhiko Takahara, Satoshi Yamagishi,Rina Shimoda,Akihiro Nagata,Masayuki K. Sakata,Hideyuki Doi, Toshifumi Minamoto (2025) Seven-year changes in eDNA concentrations of two dominant submerged macrophytes in Lake Shinji: Effects of salinity.
Estuarine, Coastal and Shelf Science, 315巻, 109165.
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0272771425000435?via%3Dihub
参考リンク(「持続可能な開発目標(SDGs)」に対する本学の取り組み)
/_files/00223294/20210204-13kankyouDNA.pdf
(環境DNAで実現する豊かな自然環境の保全と持続可能な水産資源の管理)
お問い合わせ
生物資源科学部
TEL:0852-32-6493
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