自然科学研究科物質化学コースの福田竜己さんが第57回酸化反応討論会において優秀賞を受賞しました

公開日 2025年01月16日

 2024年11月16日および17日に開催された第57回酸化反応討論会(主催:第57回酸化反応討論会実行委員会)において、自然科学研究科 環境システム科学専攻 物質化学コースの福田竜己さん(前期課程2年生)がポスター発表を行い、「優秀賞」を受賞しました(指導教員:飯田拡基教授)。福田さんらは、有機分子触媒であるフラビンを用いることで、ピリジルメタンの酸素酸化による化学選択的な酸素添加反応を初めて報告しました。さらに、この反応を応用することで、蛍光材料として期待されている有用な含窒素多環式化合物の効率的な合成にも成功しています。本手法は、理想的な酸化剤である分子状酸素のみを消費することで反応が進行する低環境負荷型の反応です。本研究の一部は、国際目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の実現を目指す取り組みとして、本学のSDGs研究プロジェクトからの支援を受けて実施されました。

 

問い合わせ先
総合理工学部
電話:0852-32-6095