公開日 2024年10月15日
8月28~29日に島根大学クロス教育(特別副専攻)「観光教育プログラム」の観光実践授業におけるフィールドワーク2回目を大田市で実施しました。この授業には単位互換制度により島根県立大学の学生も受講しています。さらに、現地では島根大学生協まなたび講座のグループとも一緒に活動を進めています。本年度は、島根県大田市の大发体育遺産「石見の火山が伝える悠久の歴史 ―“縄文の森”“銀の山”と出会える旅へ―」をテーマとし、現地で大发体育遺産の構成要素に関連する観光事業の事例や地域づくりについて学びます。
2回目のフィールドワークでは、三瓶山周辺と温泉津周辺の2つのエリアに分かれ、1泊2日で観光関連の事業者や施設を訪問して、様々な観光の取り組みについてヒアリングを実施しました。
<訪問先> ■三瓶エリア ?山の駅さんべ(西の原 にある休憩所&絶景カフェ、SANBE Botanicals) ?北の原キャンプ場 ?島根県立三瓶自然館サヒメル ?三瓶木工館(大田市森林組合) ?三瓶そば(さんべ温泉そばカフェ湯元+エコファーマー?ファーム浮布) ?多根神楽団 ?国民宿舎さんべ荘(天空の朝ごはん&星降るリフト) ?石見ワイナリーホテル美郷 ?ささ井屋、日高恵比須堂、三瓶バーガー ?一宮酒造 ?大田駅前通り商店街(散策のみ)
■温泉津エリア ?WATOWA(ゲストハウス、宿泊観光業を通した地域文化づくり) ?小川商店(温泉街のカフェ、イベント) ?現象舎 (「#湧くで温泉津」) ?若林酒造 ?里山インストール(古民家改修) ?道の駅 ごいせ仁摩(大田市観光協会) ?温泉津やきものの里 ?石見神楽面小林工房 |
8月7~8日に実施した1回目のフィールドワークからさらに深掘りする形で、大田市で進められている観光の仕掛けづくりや課題を、事業者の方々との直接対話や実際の体験を通して学ぶことができました。地域の自然や歴史伝統を守りつつ観光に活かすこと、どのようにしたら県外の多くの人にこの地域のことや産品を知ってもらえ親しんでもらえるのか、また、大田市に来てもらい楽しみながら長く滞在してもらう工夫など、様々な観点やアイディアをもって現在展開されている事業や活動について詳しく知ることができました。現在、受講生がフィールドワークから学んだり新たに考えたりしたことをもとに島根観光百科事典(大学生が作るガイドブック)を作成しています。12月14日(土)には、大田市の島根県立男女共同参画センター「あすてらす」にて報告会を行う予定にしています。
山の駅さんべでは地域の自然や未利用資源を活かした観光地域づくりの事業説明を受けました
多根神楽伝承館では石見神楽の練習の様子や衣装?道具を見学させてもらいました
温泉津では雨上がりのきれいな夕焼けを見ることができ、観光百科事典の素材として使える素敵な写真も撮影できました
観光にかかせない現地の食事についても情報収集を行いました
観光実践報告会の案内