公開日 2024年10月07日
9月18日、材料エネルギー学部の清水一道教授が隠岐島前高校で、1年生約50名を対象に「ものづくり技術と材料の歴史 ~SDGsを考えた未来の仕事~」というタイトルで出前授業を行いました。今回の出前授業は、島根県の補助金を活用し、普段ものづくりに触れる機会の少ない隠岐の高校生に対して、素材研究やものづくりの魅力を伝えることを目的に開催されました。
授業は講演と鋳造体験に分けて実施し、講演では自身が研究者を志したきっかけや、「学んだことを活かして、人や社会を豊かにする」という工学の魅力を説明しました。
鋳造体験では、溶かした錫を自ら作った型に流し込み、オリジナルのキーホルダーを作る体験を行いました。参加した生徒は、まずシリコンに思い思いの形を描いた後、カッターナイフを使って鋳型を作りました。その後、今回の出前授業に協力いただいた県内の鋳造メーカーの方が熱した錫を流し込み、キーホルダーを完成させました。鋳型を取り外して思い通りの形ができた際には、驚きと喜びの歓声が上がりました。
参加した生徒からは、「ものづくりの面白さ、楽しさを知ることができた。文系志望だったが、理系にも興味を持った」「将来の選択肢に工学分野も考えたい」「いただいたメッセージを今後の人生に活かしたい」といったコメントが多くありました。
今後も材料エネルギー学部では、離島や中山間地域での出前授業などを通して、多くの高校生にものづくりや材料分野の魅力を発信していきます。
【問い合わせ先】
材料エネルギー学部
メール: mat-jimu[a]office.shimane-u.ac.jp ※[a]を@に変更して送信してください。