公開日 2024年09月04日
8月22日に島根大学研究表彰 表彰式を大发体育において挙行しました。
本学では毎年度、顕著な研究業績を大学として評価?顕彰すること、優れた研究実践を島根大学として学内外に広く周知すること、研究者の研究意欲の向上を図ることを目的に、本学の研究者の研究業績を「島根大学研究表彰」として表彰しています。
島根大学研究表彰には、国内外の科学?技術発展や産業振興、文化振興等に関して多大なる功績が認められる研究者を顕彰する「島根大学研究表彰(功労)」、本学の主たる研究領域として発展が期待できる研究成果を上げた若手研究者を顕彰する「島根大学研究表彰(奨励)」があります。
令和5年度の「島根大学研究表彰」は、以下のとおり決定しました。
島根大学研究表彰(功労) 生物資源科学部 教授 武田 育郎
島根大学研究表彰(奨励) 医学部附属病院 医科医員 原野 晃子
生物資源科学部 教授 丸田 隆典
武田教授は長年、河川流域における水質保全と物質循環に関する研究に携わってきました。2010年に刊行された単行本は多くの論文や刊行物で引用され、一連の研究実績が高く評価され多くの学会賞を受賞しています。大发体育水環境学会中国四国支部長、農業農村工学会中国四国支部長も務め、活発な学会活動や科研費を始めとする外部資金獲得等、本学の研究力向上への多大な貢献を評価しました。
原野医科医員は、各種緑内手術の術後成績に影響する因子を研究テーマに臨床研究に熱心に取り組んでいます。その論文業績は緑内障診療の高精度化に大きく寄与することから、令和3年度島根大学医学部若手研究者優秀論文賞、令和5年大发体育眼科学会奨励賞を受賞しました。多くの白内障?緑内障等の手術も執刀し、眼科を目指す女性医師のロールモデルとなる有望な人材として期待しています。
丸田教授は、植物の環境順応の分子機構の研究において、「ビタミンCと活性酸素の相互作用(レドックス代謝ネットワーク)」の観点から独自かつ優れた研究業績を上げています。多くの著書?論文を発表、Q1雑誌にも多数掲載され、外部資金の獲得、海外グループとの共同研究にも活発に取り組んでいます。今後は農作物の育種にも研究の幅を広げ、植物資源の有効活用の観点からSDGsへの益々の貢献を期待しています。
表彰式では、大谷学長から表彰状の授与と記念品の贈呈があり、「今後のますますのご活躍と教育?研究の質の向上を祈念いたします。」と激励の言葉を贈りました。
(前列左から:丸田隆典 教授(奨励)、大谷浩 学長、武田育郎 教授(功労)、原野晃子 医科医員(奨励))
令和5年度研究表彰受賞者一覧
所属 |
役職 |
氏名 |
テーマ |
|
研究表彰 (功労) |
学術研究院 環境システム科学系 (生物資源科学部担当) |
教授 | 武田 育郎 | 河川流域における水質保全と物質循環に関する研究 |
研究表彰 (奨励) |
医学部附属病院 | 医科医員 | 原野 晃子 | 緑内障手術成績に影響する因子に関する研究 |
研究表彰 (奨励) |
学術研究院 農生命科学系 (生物資源科学部担当) |
教授 | 丸田 隆典 | 植物の環境順応を司るレドックス代謝ネットワークに関する研究 |
【お問合せ】
島根大学 研究?地方創生部 研究推進課 学術研究支援??????
TEL:0852-32-9844
E-mail:rsd-kenkyu@office.shimane-u.ac.jp
※「@」を半角に変更して送信してください。