公開日 2024年08月02日
7月4日、材料エネルギー学部の清水一道教授が松江南高校で、探究科学科の1年生約70名を対象に、「ものづくり技術と材料の歴史 ~SDGsを考えた未来の仕事~」というタイトルで出前授業を行いました。
授業では、自身が企業に就職した後、研究者を志したきっかけや、現在研究を行っている水素脆化に耐える合金の開発やシップリサイクルなどについて紹介したほか、「学んだことを活かしてモノを作ることで、人や社会を豊かにする」という工学の魅力についても説明しました。なお、人気ユーチューバーや著名人とコラボした際の様子がスライドに映し出されると、大きな歓声が上がるなど、参加した生徒の皆さんは熱心に授業を聞いていました。
演示実験では、溶かした錫を水槽に入れることで錫が固まる様子の観察や、鋳物の型を用いたメダルの製作などを行いました。参加した生徒は水中で硬化した錫の塊を興味深そうに触るなど、素材?材料の面白さを体験しました。
また、出前授業には松江南高校のOBで、現在は鋳造用のけい砂などを扱う山川産業株式会社で勤務されている川上技術?開発部長も参加いただき、鋳造で扱う砂の特徴などを説明したうえで、鳴き砂を用いた実演を行っていただきました。
材料エネルギー学部では、今後も出前授業などを通して、ものづくりや材料分野の魅力を発信していきます。
【問い合わせ先】
材料エネルギー学部
メール: mat-jimu[a]office.shimane-u.ac.jp ※[a]を@に変更して送信してください。