公開日 2024年05月16日
2024年5月11日から12日に岡山大学津島キャンパスで開催された、2024年度中国四国地区生物系三学会合同大会において、自然科学研究科博士前期課程農生命科学専攻生命科学コース2年生の河合美弘さんが「若手研究者優秀発表賞」を受賞しました。河合さんは、毛周期が成長期初期にある黒毛マウスの背部皮膚をつまみ、両側からC字型の磁石で挟んで一定時間血流を止めると白い毛が生えてくること、この白毛化領域にメラニン色素合成系に作用する薬剤を注射したり塗布したりすると黒毛が復活することを報告しました。このマウスモデルは皮膚老化の初期過程を簡便かつ安定的に再現できることから、白髪化のメカニズム解明や白髪を改善する薬剤の開発?評価などに有用であると考えられます。河合さんの発表は、学生や若手研究者による口頭発表14演題のエントリーのうち、学術性、独創性、表現性の3項目について特に優れていると認められた2題の一つに選ばれ、表彰されました。
発表演題:白髪改善薬を評価する簡便なマウスモデル系の開発
発表者:河合美弘(島根大学大学院自然科学研究科)、山﨑賀功(島根大学生物資源科学部)、松崎 貴(島根大学学術研究院)
左から、植木龍也大发体育動物学会中国四国支部長、河合美弘さん、松崎 貴島根大学理事(指導教員)
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