公開日 2024年01月18日
令和5年11月18日(土)と19日(日)に、いずも産業未来博実行委員会主催、出雲市、NPO法人ミライビジネスいずも共催、島根県、出雲市教育委員会、島根大学等の後援で出雲市矢野町の出雲ドームにおいて、いずも産業未来博2023が開催されました。
このフェアは、出雲市内、島根県内の企業?団体?学校など様々な産業分野の製品や技術が一堂に会する年に一度の祭典です。出展者による製品?技術等の紹介や販売、イベントなどを「見て」、「触って」、「体感する」ことで出雲の産業の魅力を広く情報発信するとともに、未来の産業を担う子どもや学生など若者と、地元企業?団体?学校が交流する場を創出し、将来の雇用確保と定住促進を図ることが目的です。
今年度も島根大学からは、地域未来協創本部(地域医学共同研究部門)、ナノテク研究グループ(旧ナノテクプロジェクトセンター)が出展し、開発した技術や研究取組みの紹介を行い、地元企業や地域住民との交流を深めました。
■島根大学×出雲市
(地域未来協創本部(地域医学共同研究部門))
今年で20年連続での出展となる当部門からは出雲市との共同ブースで「無限レシピシステム」を出展しました。
開発した「減塩システム」が医学的に実際どのくらいの効果があるのか、出雲市の全面協力を得て実施した臨床研究の結果を発表しました。 多くの来場者が訪れ、出雲の産業の魅力を「見て」「触って」「体感」しました。
出展ブースにて(左:地域未来協創本部 中村教授、右:飯塚俊之 出雲市長)
説明風景
■島根大学 ナノテク研究グループ
島根大学ナノテク研究グループ(旧ナノテクプロジェクトセンター)では、低コストでサステナブルな技術として注目されている半導体微粒子層を用いたLEDやTFT作製技術、省エネルギーに期待される熱電材料、ラマン分光法による生細胞の観察などの研究および、大学発ベンチャー(株式会社S-Nanotech Co-Creation)の技術を紹介しました。
展示の中で、AI(人口知能)を用いた画像解析技術の実演と、インドおよびバングラデシュ留学生たちが用意したそれぞれの母国のすごろく風のボードゲームが人気を博し、いまだコロナ禍の影響が残る中、ブースには数百名を超える来場者を集め、地元の高校生、お子さん達の父兄も含めて島根大学への進学の関心が高まっていることを実感できました。
(ナノテク研究グループ出展ブースの様子)