公開日 2023年12月11日
令和5年11月5日(日)、今年もくにびきメッセ(松江市)にて『しまね大交流会』が開催されました。
『しまね大交流会』に参加した地域人材育成コース生たち
『しまね大交流会』の総合司会は、地域人材育成コースの専任教員である地域未来協創本部の丸山実子准教授です。
※地域人材育成コース生…卒業後に島根県?鳥取県等での活躍を志す学生を選抜する「地域志向型入試」に合格した学生は、学部?学科に所属する一方で、同時にこのコースにも所属します。地域に関する基礎的な知識を身につけ、学部で学んだ専門性を活かした地域課題解決のための技能等を学びます。
地域人材育成コースでは毎年4年生が「しまね大交流会」にブースを出展し、大学入学後、どのように学び、地域と関わり、そして、気持ちや行動を変化させてきたのかを紹介しています。
今年は、5期生3人(学部4年生)がそれぞれのキャリアを語りました。
5期生の3人…吉岡彩那さん(左)日高綾乃さん(中央)験馬香穂さん(右)
「地域を良くしたい」「地域に貢献できる人材になりたい」と大きな期待を抱いて入学した5期生は、入学後すぐに新型コロナウイルス感染症が流行し、大学は構内立ち入り禁止、全面オンライン授業となりました。沢山の悔しさと苦労を経験しながらも、地域人材育成コース生の先頭に立って引っ張っていく姿を、後輩コース生に見せました。
<インタビュー>
コース生同士の縦と横のつながりをつくるために様々なイベントを企画運営する『友の会』の幹事を務めた験馬香穂さんと吉岡彩那さんにインタビューしました。
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Q:地域志向型入試を受験した理由を教えてください。
験馬さん:将来、教員という形で島根に貢献したくて、学びながら経験を積むことができる地域人材育成コースに惹かれ、受験しました。
吉岡さん:学生が日常を過ごしているその「地域」をまるごと好きになれる、その「地域」をまるごと大事にできるようにしたかったためです。そのためには、「地域」の良さを見つけられる視点が必要で、その獲得には素晴らしい環境だったので、受験を決めました。
Q:4年間の中で、大変だったこと、それを乗り越えた方法について教えてください。
験馬さん:あれもこれもやりたいと思う中で、地域プロジェクトやサークル、講義、学科の幹事の両立は大変でしたが、スケジュール管理をすること?断ること?返信をすばやくすることを意識して乗り越えました。
吉岡さん:コロナ禍で思うように人に会えず、やりたいことに向かっていけなかったことです。制限がある中でもチャンスがあれば自分から人とつながりを持ち踏ん張っていると、行動が可能になった瞬間にロケットスタートが切れました。
Q:地域人材育成コースで良かったことを教えてください。
験馬さん:山陰でモチベーションの高い人達の集まりに、自分も仲間の一員としていられることがモチベーションになりました。周りの刺激も受け、新しい挑戦ができました。
吉岡さん:地域で輝く仲間がいつもそばにいて、「がんばろう!」という気持ちを絶やさないでいられたことです。そして、丸山先生がどんなときも支えてくださったことです。
Q:後輩コース生に伝えたいことを教えてください。
験馬さん:やったもん勝ちです。自分の引き出しをたくさん増やしてください!
吉岡さん:活動が停滞してしまったときこそ、見直しのタイミング!順調だったことが急に立ち行かなくなることがあるけれど、それは今まで見落としていた「困ったこと」を見つめる良い機会なので、それを発見し改善することに注力すると良いと思います!そうしているとまた勝手に動き出します。
Q:未来のコース生にメッセージをください。
験馬さん:「やってみたい!」の気持ちを大切に、仲間とともにどんどんチャレンジしてください!
吉岡さん:「なんだ、やりたいって思ってるの私だけじゃないじゃん?」と思える仲間にたくさん出会うことができます。お楽しみに(^^)
Q:しまね大交流会を終えて伝えたいことはありますか?
吉岡さん:先輩、同期、後輩、先生方、地域の大人。強く憧れを抱けるような人にたくさん会えた4年間でした。地域人材育成コース生でいられて本当に幸せです。ありがとうございました。
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また、地域人材育成コースでは、卒業した先輩コース生のキャリアを聞く機会も設けられています。
今年度は11月10日(金)に『先輩企業訪問バスツアー』が開催され、地元企業で活躍する卒業生と交流しました。
卒業した先輩コース生とディスカッションする様子
現役コース生は、地域での取組について先輩と活発なディスカッションを行いました。また、地域で自身の関心に沿ったプロジェクトなどにおける志や地域への想いを再確認し、自身の島根でのキャリアデザインを描きました。
地域人材育成コースでは、このように志と地域への熱い想いを持ち、地域に貢献できる人材になることを目指す学生を募集しています。
【学生広報サポーター(地域人材育成コース所属) 取材?撮影 浦上 慧伍】