公開日 2023年04月13日
総合理工学部機械?電気電子工学科のMuhammad Suhail Bin Ahmad Sharifuddinさん(伊藤?張研究室)が、令和5年3月に沖縄で開催された電子情報通信学会フォトニックネットワーク研究会第2種研究会学生ワークショップにおいて、「スペクトルパターンを有する光周波数コムを用いた長距離周波数変調連続波型LiDAR」についての研究発表を行い、その発表に対して優秀発表賞が授与されました。
近年社会インフラの老朽化が急速に進行し、インフラメンテナンスの費用増大や少子高齢化と業務自体の難しさに起因する高度人材不足等の困難な課題に直面している。このためインフラの点検頻度は極めて低い。Ahmad Sharifuddinさんの研究では、LiDARによるインフラ形状計測の自動化を目指し、上述の点検頻度の向上を目指す。そして、長距離高精細な周波数変調連続波型LiDARを提案して原理確認実験を行った。本手法は波長掃引型光周波数コムを用いて、低帯域の受光器により、長距離において高精度な測距を行い、かつ奥行分解能及びリフレッシュレートを落とさない性能を実現できる。これにより各種社会インフラの形状測定及びヘルスモニタリングへのLiDARの適用を目指す。
研究室
http://www.ecs.shimane-u.ac.jp/~ito/index.html
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