公開日 2023年03月29日
総合理工学部知能情報デザイン学科の坂野鋭教授が、「解釈性の高いパターン認識」に関する貢献により、電子情報通信学会からフェローの称号を授与されました。
坂野教授が取り組んできたのは、画像パターン認識する人工知能が学習した画像情報を、人間が理解できる形で表示することにより人工知能の学習の様子を観察できるようにする技術。
人工知能が画像の中間(例えば数字の「3」と「8」の中間)だと思っている画像を人間の理解可能な形で表示し、これを新たな学習データとすることで人工知能の画像認識性能を改善する技術。また、人工知能は画像パターンを数百次元のベクトルの形で学習しますが、この高次元分布の情報を2次元空間に写像して人間に理解可能な形で表示する技術です。
この様な、人工知能を理解するための技術は現在、説明可能人工知能という名で活発に研究されています。前世紀からこうした技術の研究に取り組んできた坂野教授の先駆性が高く評価されました。
https://www.ieice.org/jpn/fellow/ichiran2022.html
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