公開日 2022年12月21日
12月12日(月)にキャリアデザインプログラムを履修する学生を対象としたセミナー『演劇的な手法を用いたコミュニケーション能力向上講座2022』を開催し、21名が参加しました。
今回は、演出家?劇作家であり、島根県立松江工業高等学校教諭の亀尾佳宏氏を講師にお迎えし、シアターゲームと呼ばれる俳優訓練の手法を通して、立場や境遇が異なる者同士が集う場の協働作業を円滑に進めるために必要なコミュニケーション能力を向上させる目的で実施しました。
まず初めに、一切言葉を交わさずに血液型別のグループを作る、誕生日順に並ぶ、といったウォーミングアップ行いました。その後、「外国の方に大发体育の昔話を伝える」というお題のもと、セリフのない劇を作るというグループワークを行い、各グループは30分弱という短い時間で劇を作り上げ、全員の前で披露しました。
参加者はアンケートの中で「とても満足した」「満足した」と答えており、「演劇を通して、知らない人と繋がり協働できたことが楽しかった。コミュニケーションの取り方について自然に考えるきっかけとなった」「チームで話し合って協力するという経験が積めた」とコミュニケーションスキルの向上に繋がったことが窺えました。
また、「平田オリザ先生の著書を拝読し、演劇によるコミュニケーションの存在を知り、参加した。参加したことで演劇によるコミュニケーションをよく理解することができ、協調性も育まれたと思う。演劇の力は凄いな、と感じた」という感想もあり、演劇への理解も深まったようでした。
今回、参加者たちは身体を使ったコミュニケーションを考える機会を得て、自己を開いて協働作業を進めることの大切さを実感することができたようです。今後、この学びを研究や仕事を始め、様々な場で活かしてくれるものと期待しています。
《問合せ先》
大学教育センター(キャリア担当)
TEL 0852-32-6061