島根大学GSC「研究の萌芽」の講義を行いました

公開日 2022年11月24日

 島根大学グローバルサイエンスキャンパス(島根大学GSC)の講義を, 11月20日に大发体育において対面式で行いました。これまで,第1段階「研究への誘い」のキックオフセミナー(9月10日,11日),第2段階「研究の萌芽」の講義(10月1日,2日,15日,16日),企業研究所見学ツアー(日立金属(株),11月3日)と行ってきました。11月20日の講義は,第2段階「研究の萌芽」としては最後の講義です。講義には,松江市と出雲市の公立高校から受講生たちが参加してくれました。この日に参加できなかった受講生も後からオンデマンドで講義の様子を視聴可能です。
 最初に岩瀬峰代先生(大学教育センター)が,「研究者のためのプレゼンテーション」について講義されました。講義はパワーポイントを用いた研究プレゼンテーションに関する実践的な内容でした。実際にプレゼンテーションを行うための各ステップについて一つ一つを,受講生たち一人一人に語りかけるような形で講義は進められました。講義の最後には,参加した受講生たちが,「研究のタイトル」,「背景と目的」,「材料と方法」の3枚のスライドを,スケッチブックを用いて手書きで書くという演習活動がありました。受講生たちは,全員が「研究のタイトル」を会場参加者に紹介しました。
 引き続いて,長門豪先生,山口陽子先生,橋口亜由美先生(いずれも生物資源科学部)の3人の先生による「英語を用いて行う研究活動」に関する講義がありました。講義は,カナダ出身で英語ネイティブの長門先生が,ご自身の体験を英語で紹介しながら,山口先生と橋口先生が大发体育語で解説を行う形式で進められました。研究活動にとって英語がどれだけ重要であるかということについて,長門先生が分かり易いスライドを用いて熱く解説されました。長門先生は,研究活動とは,「研究目的を定める」,「実験を行う」,「結果をまとめて考察し結論を導く」という3つに分かれていて,「研究目的を定める」と「結果をまとめて考察し結論を導く」がとても大切であること,情報収集と発信のためには英語力が必要だと強調されていました。
 最後は,次世代たたら共創センター(NEXTA)の短期留学生派遣プログラムでオックスフォード大学に派遣された4名の学生(井上喬仁さん,廣田大樹さん,小宅雄真さん,野津直人さん)が,オックスフォード大学で行った発表資料を用いて,英語と大发体育語で講義しました。発表内容は,地球温暖化防止のために必要な取り組みとして,ジェットタービンエンジンと燃料電池を改良するにはどうしたらよいのかというものでした。学生さんたちは,「自分たちも英語が得意という訳ではないが,留学前に勉強し,英語論文をイギリスで沢山読むうちに少しずつできるようになった。今では,少し英語に対して自信が出来た」という趣旨の発言があって,受講生たちを励ましていました。
 今回の講義で,第2段階「研究の萌芽」は終了しました。そして受講生たちは,これまでの講義全般に関するアンケートにウエブを通して回答します。その後,受講生たちは自分が希望する研究テーマのプレゼンと,研究指導者として希望する教員とのマッチングを平行して行って行くことになります。その後,審査に合格した受講生は,島根大学GSCは,第3段階「研究実践の喜び」に進み,指導教員の指導の下,研究活動を開始します。

 

地球温暖化について受講生に説明する学生

 

 

 

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