公開日 2022年09月22日
地域人材育成コースは地域協創型の人材育成理念に基づき、自らの専門性を活かしながら多様な人材と協働し、課題解決に取り組むことができる、島根県を中心とした山陰地域で活躍する人材の育成を目的とするコースです。それぞれが各学部?学科に所属する一方で、同時に学部横断型のこのコースにも所属し、地域課題解決のための知識、技能等を学習します。また、地域人材育成コースのコース生は各自プロジェクトに取り組んでいます。
この夏のプロジェクトを一つご紹介します。
地域人材育成コースに所属する3名が事前にプログラミング研修を受講し、その後、大学生が高校生向けにメンター研修を行ったうえで、地元IT企業で高校生とともに職業体験を行いながら、顧客の抱えている課題をプログラミングを通して解決していくプロジェクトに参加しました。
その発表会が9月9日(金)に行われました。イベントの集客ホームページを制作しその成果を発表しました。
学生は初めてのプログラミングであり、複雑なHTMLとCSSを組み合わせ背景の色や文字など工夫を感じられるページが制作できていました。学生たちは準備時間も短く、悪戦苦闘しながらも準備に取り組み、当日は完成させた作品を堂々と発表しました。
講師である地元IT企業の方からは「短期間でよく頑張った」との労いの言葉があった後に、プレゼンテーションの仕方について指摘がありました。さらに、作品についても専門的な立場から丁寧な講評を述べていただきました。発表の仕方から、資料の制作についてもご助言いただきました。
講評後は、作成した側は批判されているようだけれどもお願いした側をある意味触発していることや、批判や賛否は可能性であるといったお話に加え、知ってしまった状態からどう相手に想いを伝えるかを考えることも大切であるというお話もありました。
参加した学生たちにとって、充実した経験になったようでした。
取材リポーターの「大学生と活動してみて感じたことはありましたか」という質問に対して、講師の方や受け入れ先の方は「自分だけではなく沢山の人と関わることが楽しくできる秘訣だ。共同作業が大切であり、『受け継ぐ』ことも大切にしていきたい」とご回答いただきました。
このプロジェクトに参加したコース7期生の坂本さんは「実際にプロの仕事を間近で見ることができて将来をイメージできてよかった」と話していました。同じく7期生の竹下さんは「どの場面でもコミュニケーションが1番大切であると思った。全てが勉強になるプロジェクトだった」と語っていました。
このように地域人材育成コースの学生は積極的に地域に出て活動しています。今後もコース生の活動を紹介していきたいと思います。
【学生広報サポーター(地域人材育成コース所属) 取材:浦上 撮影:野田】