公開日 2022年09月27日
人間社会科学研究科社会創成専攻健康?行動科学コース修士課程2回生?大西桃吾さんの研究が、人間科学部 宮崎亮准教授、同学部 山﨑雅之准教授、教育学部 原丈貴准教授、総合理工学部 廣冨哲也教授と共同で取り組まれた研究論文「Esports for seniors: acute effects of esports gaming in the community on emotional states and heart rate among Japanese older adults」としてまとめられ、「International Journal of Environmental Research and Public Health」に原著論文として掲載されました。
https://www.mdpi.com/1660-4601/19/18/11683
近年、若者の間でeスポーツが人気ですが、ここ数年で高齢者の地域レクリエーションなどにもeスポーツは活用され始めています。しかし高齢者の研究がなく、健康増進のための科学的根拠が不足していました。
本研究は、「シニアeスポーツ」で世界初の論文でした。本研究の結果より、地域でのeスポーツは高齢者の心身に活気をもたらすレクリエーションの一つとなりうることが示唆されました。
本研究は、一般社団法人津和野町シルバー人材センター、しまだいシニアラボ(上記教員などで構成される地域健康教室)に所属する高齢者の皆様に実験被検者としてご協力いただきました。また、本研究実施に際しては、島根県産業振興課の助成を受け、県内各団体(シニアeスポーツ協議会、さんびる、メディアスコープ)の技術的支援のもと実施されました。厚く御礼申し上げます。