公開日 2022年08月24日
7月23日より生物資源科学部棟3号館総合博物館アシカルで開催されている企画展「備えあれば憂いなし!山陰の自然災害」に訪れました。
今回の企画展では、山陰地域で発生したものを含んだ火山噴火や地震、津波、洪水、斜面災害に加え、本学に設置されているユネスコチェアへの採択も認められた自然災害軽減教育研究センターの活動が紹介されており、特に、火山噴火の分野では、噴出物や火山灰層の上や下で発見された土器などの紹介や、地震の分野では、メカニズムや制振部材の大変形弾性部材、断層岩などの紹介がありました。
(写真)制振部材の大変形弾性部材
また、展示品には、過去の津波を示す地層の特徴である斜交葉理や、地下から地層をそのまま掘り出すジオスライサー、地震計、転倒マス雨量計、津波痕跡標本、遠方から島根県に襲来した過去の津波シミュレーション動画、真砂土、鳥取県西部地震の地層断面、東北地方太平洋沖地震による津波映像などがありました。
(写真)地下から地層をそのまま掘り出すジオスライサー
(写真)鳥取県西部地震の地層断面
(写真)実験コーナー「ペットボトルで液状化現象を発生させよう!」
(写真)転倒ます型雨量計
本企画展は、9月10日(土)まで実施中です。ぜひ、台風シーズンを前に山陰地域の斜面災害について学んだり、その他の災害に対する減災意識を高めたりするために訪れてみてはいかかでしょうか。また、長期休業期間を機に、地震計や転倒ます型雨量計を作ってみてはどうでしょうか。
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(学生広報サポーター取材?撮影 稲垣 亮太)