公開日 2022年03月02日
自然科学研究科理工学専攻機械?電気電子工学コースの清水奏吾(そうご)さん(伊藤?張研究室)が、令和3年2月にオンライン開催された電子情報通信学会光ファイバ応用技術研究会において、「線形サンプリングを用いたC-band全域での複素変調波形の超高速測定」についての研究発表を行い、その発表に対して学生奨励賞が授与されました。
清水さんの研究では、線形光サンプリング法と波長掃引光源を用いた光デバイスの新しい評価手法を提案しました。本手法はショット雑音限界の受光感度を有しており、その測定帯域は光ファイル通信で一般的に使用されるConventional-Band全域をカバーできます。これらの特徴を活かして、40dB以上の高ダイナミックレンジで、光変調器の消光比及びチャーピング特性を評価しました。また、提案手法による高速光位相変調された複素振幅波形の測定も実証しました。
光ファイバ応用技術研究会は1年に6回開催され、光ファイバ応用技術の研究開発に取り組む主要な企業、大学が全国から参加します。清水さんの発表は、年間を通しての学生の発表の中で最も高い評価を受けました。
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