公開日 2022年01月21日
第104回島根大学サイエンスカフェを1月10日(月?祝)に、建築論と建築美学を専門とする総合理工学部の千代章一郎教授から「建築ってなんだろう?~牛乳パックを「建築」にするコツ~」をテーマに、小学生7名と保護者、中学生2名を迎え、オンラインでワークショップを行いました。
日々の生活の中に溶け込んでいて、あまり意識することのない「建築」について、単なる箱ではなく「家」とするには、どのような工夫、違いが必要なのか、このような視点から「建築」を考えました。太陽が動く、雨風から人間を守る、そして気候、地形等の地理的条件等により多様性に満ちた「建築」の無限の可能性について講演があり、続いて、宿題として参加者が作成した牛乳パックによる「家」の紹介が、各参加者からありました。
2階のトイレ、キッチンシンク、ソファ等の家具まで作り込んだ家、サンセット鑑賞重視2階リビングの家、梯子がメインモチーフの大胆な家など、機能性にこだわらないワクワク感に溢れた家からは、家族との楽しい時間が溢れ出すような楽しさと愛が感じられました。
千代教授と研究室の学生4名からそれぞれの作品に対するコメントがあり、続いて、採光と換気の肝となる窓に関する講義がありました。研究室の学生による「日直の荻さんの講義動画」を皆で視聴し、その後、居住者の快適さを左右する採光と換気に関する学習を踏まえた、各自の作成作品の家に対する改善点について話し合いました。
オンラインゆえに可能となった、各作品の詳細の拡大表示や説明、動画活用等、工夫を凝らした参加型のワークショップは盛況のうちに終了しました。
千代教授による「建築」についてのお話
牛乳パックで作った「家」を紹介する参加者
参加者のみなさん
【お問い合わせ】
企画部 研究協力課
0852-32-9844