【学生取材】地域に密着して生活する学生にインタビュー~古民家DIYに,農作業も~

公開日 2021年12月15日

古民家前にて

     古民家の前で(左から中村さん,布村さん,永田さん)

 今回は非公認サークル「soup」の古民家へ伺い、取材をしてきました!

 米作りや夏野菜の収穫等々、地域の方々から助言をもらいながら学生集団が意欲的に活動しており、直近では白菜や大根、かぶの種まき、稲刈りなどに取り組んでいます。

 現在のサークルメンバーは8人で、その中から、自分たちでDIYした古民家に住みながら活動している布村甲斐さん(教育学部3年)、中村諒一さん?永田清正さん(生物資源科学部3年)にインタビューをしてきました。

Q:古民家「soup」が始まったきっかけはなんですか?
A:寮から引っ越しするときに、サークルの先輩から古民家を紹介してもらいました。もともとDIYに興味があったし、地域に入りたいという気持ちもありました。田んぼと畑が近いことも魅力的でしたね。
中村?永田は水田、布村は畑と別々に活動していたのですが、お互い面識はありませんでした。住むことが決まってから初めて三人で話しました。

Q畑仕事をやりたいと思ったきっかけはなんですか?
A:(永田)実家が農家だったということもあり、農作業がもともと好きでした。大学で学んで得た知識をアウトプットする機会になると思ったし、単純に土いじりしたいという気持ちもありました。
(中村)僕と永田くんは、実家が農家で、同じ農業高校出身で同じ学科という共通点があって、2人とも実際に自分たちに何ができるのか確かめたいという気持ちがあったので、一緒に始めました。
いざ始めてみると、なかなか思う通りにいかないことも多く、''時間は待ってくれない''ということを強く実感しました。
(布村)高校生の時から地方に興味があって、その時の先生に「島根県は何十年後の大发体育の姿だよ」と言われ、大学4年間を島根で過ごしてみようという気持ちになりました。地方だからできることを考えたときに、「自然が好き」ということから農業をしてみたいと思い、はじめました。

地域の方と農作業している様子

        地域の方と農作業している様子

Q:大学生活と並行して作業するのは大変ではないですか?
A: (布村)8月、9月は教育実習にあてていたので特に忙しかったです。
(永田)6月から9月は研究室に毎日通っていました。DIYをするために電気工事士2種の資格勉強もしていたので、4時間睡眠の時もありました。

Q:地域の方々とどのように交流されていますか?
A:地元の公民館の方に予算を出していただいたり、農機具小屋を手配していただいたりしています。地域の方々には、農業の指導をしていただいてます。
自治会に入っていることもあり、直近では神社の掃除や道端の草刈りなどの奉仕作業をしています。
また、地域貢献の一つとしては、旗揚げの係として、祝日に国旗をあげています。
農業の指導をしてくださる人の他にも、地域の方とは定例会などで接点があるので、野菜やお魚を貰ったりします。
集まりなどがあるときは、できるだけ3人揃って参加して、地域の皆さんに顔を覚えてもらうことも大事だと感じています。
Q:活動を通して特に実感したことはなんですか?
A:(布村)2人に野菜の育て方を中心に教えてもらいながら、新しいことをどんどん取り入れて挑戦することに充実感を感じています。
(永田、中村)人に伝える、教えることの難しさを特に実感しました。
たとえば、教えている時に自分の不足している部分に気がつくこともありますし…、そういった面では「教える側」「教わる側」の立場にとどまらず、両者に新しい“発見”があるという点でも3人でバランスよく行えている理由の一つではないかと思います。

Q:島大生へのメッセージはありますか?
A:自分たちの活動がもっと広まって、「地域に入る」ということについて、もっと身近に考えてもらえるきっかけになればいいなと思っています。せっかく島根大学は地方にあって、他県からきた学生も多いので、そういった「地方」を活かした活動や、つながりがあってもいいのではないかと感じます。

<インタビューを通して>
 実際に作業をしている畑の見学から1時間に及ぶインタビューまで、充実した日を過ごさせていただきました。また、地域の方々の生の声を聴くことができたことも貴重な体験でした。

作業を終えて集合写真

          作業を終えて集合写真

 記事は、一部を抜粋して紹介させていただきました。3人の自炊事情や、DIYしたお部屋のテーマ、こだわりなど面白いお話をたくさんしていただいたのですが、残念ながらすべてを載せることができませんでした。


DIYした台所に設置したカウンター

      DIYした台所に設置したカウンター

 少しでも興味がある方がいらっしゃいましたら、下記のSNSをチェックしてみたり、実際に畑に足を運んでみたりするのも良いかもしれません。

皆さんも、大学の4年間を特別な時間にしてみませんか?

※敬称略
(学生広報サポーター取材、記事作成 綾部珠咲 撮影 久保田 伶菜)

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→古民家に興味がある学生,農業に興味がある学生,連絡お待ちしております.

 

 

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