公開日 2021年11月05日
令和3年11月1日(月)~14日(日)に農林水産省が推進するオープンイノベーションの場である『「知」の集積と活用の場』産学官連携協議会が開催するポスターセッション(会場とオンラインのハイブリッド、東京都千代田区イイノホール&カンファレンスセンターにて)に島根大学が参加しました。
この協議会では「農林水産?食品分野に他分野の多様な知識?技術等を導入して革新的な研究成果を生み出し、スピード感をもって新たな商品化?事業化へと導く」という基本的理念に則り、技術?事業に係るニーズとシーズが出会う場作りの一環として、毎年ポスターセッションを開催されています。
https://fkii-poster.jp
島根大学として「植物工場高機能化研究開発プラットフォーム」を2018年2月に設立し、その中に3つのコンソーシアム(「植物工場高機能化」、「低アレルゲン小麦」、「土壌水分遠隔監視」)を形成しています。
https://fkii-poster.jp/poster/20210/
「植物工場高機能化コンソーシアム」では、透析患者用低カリウムメロンとサツマイモ、アスリートおよび高血圧症患者用高カリウムサツマイモ、人工光型植物工場での使い切りワサビ、交流式電気分解装置による植物の自家中毒物質分解および植物病原菌殺菌の紹介をしました。
https://fkii-poster.jp/poster/30180/
ポスターセッションでは、農水省の関係者から「無農薬化に繋がる可能性がある。」、「培養液の廃棄がないこと、簡単な制御で管理できること、開花までの期間を短縮し、さらに収量アップ出来ること、ワサビなどの高付加価値品へのトライアルが示され、期待できる技術である」と好評でした。
また、オンラインセッションでは、電気分解の応用について多くの意見をいただき、農業分野での活用に期待されていました。
お問い合わせ先:
島根大学生物資源科学部
浅尾俊樹
Email: asao@life.shimane-u.ac.jp(送信の際は@を半角にしてください)