公開日 2021年06月24日
今年度開講された「材料工学特別コース」の体験編セミナーとして総合理工学部1年生を対象に、「わくわくマテリアルセミナー」が開催されており、第3回のセミナーに参加しました!セミナーは6つのグループに分かれ「焼結を体験してみよう」、「ジェットエンジンの仕組みを理解しよう」、「チタンの溶解」、「材料を壊してみよう」、「アモルファス金属を加工してみよう」、「磁石を作ろう」をテーマに、実験や観察を行いました。今回はそのうちの「ジェットエンジンの仕組みを理解しよう」についてご紹介します。
セミナーでは航空機の歴史から飛行の原理、そしてメインテーマであるジェットエンジンについてを詳しく、わかりやすく講義してくださいました。燃費の良さ、静音性などを求めてどんどんエンジンの仕組みが進化していったことがわかり、面白かったです。特に、現在の飛行機のエンジンに使われているターボファンは、9割がファンで、動力となるターボは1割程度ということに驚きました。また、熱や強度など様々な要因を考えて部品の材料を選び設計するところはいろいろ考えられているのだなと感じました。
当日は事情により、実際にエンジンに火を付けて動作を見ることは出来ませんでしたが、後日日程があえば見ることが出来るそうです。
(学生広報サポーター 淺井 明日葉 取材 久保田 伶菜 撮影)
講義の様子その1(ジェットエンジンについての説明)
講義の様子その2(ジェットエンジンの燃焼試験の様子の説明,ジェットエンジンは熱くなるところには耐熱材料を、そうでないところはより軽くて強い材料を使用する。)