公開日 2020年12月18日
島根大学地域未来協創本部?地域医学共同研究部門(出雲キャンパス)では,地元企業と共同で研究開発中の,制限食支援システムの体験?試食モニター300名を募集しています。今回は,山陰地域に在住の方で,高血圧症など塩分の食事制限がある方を対象とします。
このシステムでは,利用者が在宅でアプリを使用して献立を作成し,一切味付けをしていない加熱加工済みの冷凍食材を発注します。電子レンジで再加熱しバリエーションのある減塩レトルトソースで味を整えるので,減塩食でも多様で飽きのこない食事が可能となります。
管理栄養士の監修で全ての栄養価が表示され,日々の食事内容をアプリが記録するので簡単に栄養管理でき,また医療従事者側にとっても患者の食生活が確認できるシステムです。今回のモニターで使用する冷凍食材は,主菜は加熱加工済み魚2種類(さば?さけ)と肉2種類(鶏肉?豚肉),副菜は加熱加工済み野菜3種類(ほうれん草?なす?ブロッコリー)とミックス野菜1種類(じゃがいも?にんじん?たまねぎ)です。減塩レトルトソースは12種類(照り焼き?味噌だれ?南蛮ソース?レモンソース?ピリ辛ソース?海老ソース?クリームソース?デミグラス?トマトソース?カレーソース、和風あんかけ、おろしソース)で,主菜と副菜の組み合わせで可能となる献立は約8,000種類です。
前回の一般モニター(60名)の回答結果を踏まえ,アプリに新しい機能(お勧め献立)を加え,ソース3種を追加しました。モニター希望者は,QRコードから申し込み,アプリを利用して主菜と副菜を選択し,ソースと組み合わせて3食分を作成し発注します。新機能の簡単献立も利用できます。冷凍食材とソースが届いたら,随時試食してアンケートに答えていただきます。この献立?栄養管理システムに魅力を感じ,普段の減塩対策に取り入れてもらえるかどうかを確認するのが目的で,申し込み締め切りは令和3年1月4日です。
この制限食支援システムは,アプリが冷凍食材の使用期限を考慮して献立を推薦することから,「食品ロス」の回避にもつながります。また,中山間地域住民や新型コロナウイルス感染症流行時など食材調達が不便な方々への支援が期待されます。
※関連特許 調理支援システム 特許第6714238号(島根大学)登録日 令和2年6月9日
■募集人員:300名(応募者多数の場合は厳選させていただきます)
■対象者:高血圧症など塩分の食事制限がある方
山陰地域に在住の方
スマホ等でアプリをダウンロードし,使える方(使用できない方はご相談ください)
3食の冷凍食材を保管できる方
■期間:3日間(1日1食×3日)※主食はご準備ください
■費用:無料
■締切:令和3年1月4日(水)
■申込方法:チラシのQRコードから,又は,以下の必要事項をご記入の上,
メールでお申し込みください。
指名,年齢,性別,お届け先住所,メールアドレス,電話番号,高血圧症?高血圧の有無
【共同開発体制】
献立レシピ?栄養監修(島根大学地域未来協創本部?地域医学共同研究部門)
アプリ開発(チーム出雲オープンビジネス協議会)
レトルトソース製造(株式会社シャトラン?浜田市)
冷凍食材製造(鳥取県内食品関連企業)
【協賛】
島根大学地域包括ケア教育研究センター
出雲市
中海?宍道湖?大山圏域 産学?医工連携支援事業推進協議会
チラシはこちらからダウンロードできます[PDF:595KB]
申し込み?お問い合わせ先
地域未来協創本部
地域医学共同研究部門 TEL0853-20-2912 mail cmrc@med.shimane-u.ac.jp