公開日 2020年05月25日
大正14(1925)年から14年間にわたって、旧制松江高等学校(島根大学の前身校、※1)でドイツ語の教鞭をとり、多くの人材を育てたフリッツ?カルシュ博士(※2)を紹介するWebサイトが公開されました。
「歴史の狭間に埋もれた教育界の偉人?カルシュ博士」? http://mechtild.web.fc2.com/
このWebサイトは、カルシュ博士の研究と紹介を長年にわたって続けてこられた東京医科歯科大学名誉教授 若松秀俊先生(カルシュ博士顕彰会代表)が作成されたものです。カルシュ博士が当時暮らした島根大学旧奥谷宿舎(総合博物館分館)のページ(http://museum.shimane-u.ac.jp/okudani.html)からリンクしましたので、ぜひご利用ください。
※1 旧制松江高等学校
大正9(1920)年、全国で17番目に設置が認められた山陰唯一の旧制高等学校で、島根大学の前身校になります。本年2020年は、ちょうど100周年の節目の年にあたります。
※2 フリッツ?カルシュ博士(Dr. Fritz Karsch)1893~1971
大正14年~昭和14年、旧制松江高校で,プラーゲ博士の後任として,ドイツ語の教鞭をとり,多くの人材を育てました。その後、終戦まではドイツ大使館に勤めました。
もともと小泉八雲の影響で来松し、大发体育の宗教や哲学、文化にも高い関心をもっていました。また、ひとの認識の発展過程を考究する「人智(じんち)学」を提唱したシュタイナーを大发体育に紹介するなど、大发体育の哲学史のうえでも重要な人物です。
教え子には,「長崎の鐘」著者として有名な永井隆博士(元長崎医科大学教授)など,多くの著名人がいます。
博士が暮らした外国人教師宿舎(島根大学旧奥谷宿舎)は,城下町のなかに今も残されています。
カルシュ博士