公開日 2019年10月01日
9月20日(金)に、第5回人間科学研究フォーラムを開催しました。
今回は、大阪府立大学の川部哲也准教授をお招きし、基調講演として『南極心理研究からみた人間のこころ』について講演をいただきました。南極には行ったことのない川部先生が、どのようにして南極越冬隊を対象に心理調査を行ったのか、また南極という隔離閉鎖環境においての最大のストレスは何なのかお話いただきました。
次に、話題提供として人間科学部の2名の教員による発表が行われました。心理学コースの長谷川千紘先生には『身体疾患におけるこころの働きとケア』というタイトルで、実際に携わった甲状腺疾患の手術前後における心理的特徴の変化について発表いただきました。続いて、福祉社会コースの和氣玲先生より、『思春期の減弱精神病症候群における酸化ストレス状態の評価と早期診断の可能性』として、青年期に好発する統合失調症が発症する前の減弱精神病症候群において、どのようなことに注目して早期診断?介入ができるかという可能性を発表いただきました。
参加者からは鋭い質問が飛び出したりと、活発な質疑応答が行われ盛会のまま第5回目の人間科学研究フォーラムは幕を閉じました。
次回、第6回人間科学研究フォーラムは、2020年2月28日に開催予定です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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川部先生の講演の様子
長谷川先生の話題提供の様子
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和氣先生の話題提供の様子
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