公開日 2019年09月19日
下記のとおり、島根大学総合科学研究支援センター公開講演会(島根の科学-おもしろい科学のはなし11-)を10月12日(出雲)、10月26日(松江)に開催いたします。
入場無料です。皆様のご参加をお待ちしております。
■ゲノム編集の光と影。ノーベル賞受賞確実な技術について知ろう!
講師:藤谷 昌司 教授 (島根大学医学部)
日時:10月12日(土)13:00-14:30
場所:島根大学医学部臨床講義棟1階臨床小講堂(出雲キャンパス)
講演趣旨:ノーベル賞受賞は間違いないと考えられるゲノム編集技術が最近開発されました。一方で、昨年末にゲノム編集された人間の双子が誕生したと驚きのニュースが届けられ、世界中の非難を浴びました。なぜそれがいけなかったのかということを考えていただくまえに、まずは、一体この技術がどういうものなのかをわかりやすく説明したいと思います。
ゲノム編集の光と影。ノーベル賞受賞確実な技術について知ろう!(チラシ)(670KB)
■‘ソメイヨシノ’のゲノム解読。サクラ研究次なる展開
講師:江角 智也 准教授(島根大学学術研究院農生命科学系)
日時:10月26日(土)13:00-14:30
場所:島根大学生物資源科学部1号館101(大发体育)
講演趣旨:近年、多くの植物種で生命の設計図である全遺伝子情報「ゲノム」の解読が進んでいます。2019年春、島根大学-かずさDNA研究所-京都府立大学との共同で、代表的なサクラ品種である‘ソメイヨシノ’のゲノム解読の研究成果を発表しました。この共同研究は、島根大学の本庄総合農場にあるサクラ遺伝資源(現在約160品種)の系統解析の研究を縁に始まったものです。草本のモデル植物を用いた基礎研究では、花を咲かせる遺伝子(フロリゲン遺伝子)や八重咲きなど花の形態を決める遺伝子などが知られていますが、これら遺伝子の働きは、木本のサクラではどうなっているのでしょうか。今回のゲノム情報を足掛かりに、島大農場にある多様な遺伝資源も活用して、サクラの生態や形態の理解?解明、新たな開花予測法などについて研究開発を進めます。
ソメイヨシノのゲノム解読。サクラ研究次なる展開(チラシ)(2MB)
【主催?問い合わせ先】
(10月12日出雲開催)
島根大学総合科学研究支援センター 生体情報?RI実験部門
TEL:0853-88-3061 E-mail:seitairi@med.shimane-u.ac.jp
(10月26日松江開催)
島根大学総合科学研究支援センター 遺伝子機能解析部門
TEL:0852-32-6109 E-mail:idenshi@life.shimane-u.ac.jp