第88回島根大学サイエンスカフェを開催しました

公開日 2019年08月30日

 8月5日(月)、さんびるアカデミーに実施協力をいただき、小学校3年~6年生を対象に第88回島根大学サイエンスカフェを開催しました。本学の人間科学部、蘭 悠久 准教授を講師に迎え、子供たちと回転させると違う色が見えるコマを作りながら、色が見えることが心の働きによるものであることを知る、色の錯視と心理学-回転させたら違う色が見えるコマを作ろう-をテーマに開催し、32名の参加がありました。児童を対象としたサイエンスカフェの開催は、今回が初めてでしたが、講師と本学学生が子供たちとグループになって一緒にコマを作る、和気あいあいと賑やかな、楽しいサイエンスカフェとなりました。講師チームが持ち込んだ白と黒の模様(無彩色)のコマを回すと赤や黄色や青などの有彩色が見えて、かつ、同じコマを見ているのに隣の参加者とは違う色が見える不思議に心をぐっとつかまれ、次に自分でコマを作成する楽しさに盛り上がりました。

 コマを作成する過程では、手早く完成させてコマで遊ぶ参加者、デザインに凝って絵付けに集中する参加者など様々で、各人の興味関心がそれぞれに展開するエキサイティングな空間で講師、学生はそのサポートに注力しました。色が見えること自体が心の働きであるという、心理の不思議に関する質問もあり、当たり前だと思っている事象を、いつもとは違う角度から考える講師のアプローチにまっすぐに応える参加者の柔軟性に、今後の発展が期待できるサイエンスカフェとなりました。

 今年度のサイエンスカフェのスケジュールは「令和元年度島根大学サイエンスカフェ開催のご案内」に掲載しております。
 引き続き、皆さまのご参加をお待ちしております。

 蘭准教授の講演の様子
 蘭准教授の講演の様子
 コマを回して色を見る子供たちの様子
 
コマを回して色を見る子供たち

 学生に教わりながらコマ作りを楽しむ子供たちの様子
 
学生に教わりながらコマ作りを楽しむ子供たち
 学生に教わりながらコマ作りを楽しむ子供たちの様子
 
学生に教わりながらコマ作りを楽しむ子供たち
       

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研究推進課