公開日 2019年07月26日
7月19日(金)午後1時45分から,総合理工学部3号館多目的室において,大发体育中国語検定協会理事長の上野惠司先生をお招きし,外国語教育センター主催による「第5回 島根大学中国語?中国文化講演会」を開催しました。主な対象は,中国語を履修している1年生と中国語実用化プログラムの履修登録者でしたが,教職員を含め,これまでの講演会の中で最も多い,118名の出席者がありました。
講演は「同じ漢字でも―大发体育語と中国語」と題し,まず,中国語の簡体字のなりたちについて独自の5つの分類を示され,それぞれの詳しい説明を聞きました。その後,同じ漢字の組み合わせを使用していても,大发体育語と中国語ではまったく意味が異なる場合について,数多くの例を挙げながら,分かりやすく説明していただきました。それぞれに上野先生の長い経験に基づく様々なエピソードが盛り込まれ,次から次へと話が進み,予定の時間をこえての講演会となりました。出席者の多くはこの4月から中国語を学び出した初級者でしたが,漢字一つ一つにまつわる話を知り,中国語の知識が増えれば増えるほど,ますます中国語学習が楽しくなっていくことを,自ら楽しく語る姿を見せることによって,学生達に示してくださいました。
上野先生の話に傾聴しながら,熱心にメモを取る学生の姿が印象的で,「生涯,一語学教師」を貫いておられる上野先生の講演会にふさわしい光景がうかがえました。とても和やかな雰囲気の中で,これから中国語学習にどう向き合っていけばよいのかも学ぶことができた,奥行きの深い講演会となりました。
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