公開日 2019年04月09日
3月10日から23日までの2週間、ルンド大学(スウェーデン)のマルガレータ?トロエン教授を医学部に招聘しました。
トロエン教授は、ルンド大学医学部家庭医学?地域医療学講座の教授として、教育、研究、診療だけでなく、医学教育プログラム改善に長年尽力されています。平成29年11月に並河徹医学部長がトロエン教授を招聘して以来、総合医療学講座、地域医療政策学講座、医学英語教育学講座の教員らと研究、教育交流を続けています。なかでも総合医療学講座の木島庸貴講師は、ルンド大学にいるトロエン教授と、総合医療学講座で病院実習中の5年生を、インターネットを利用したテレビ会議システムで結び、トロエン教授が外国人の患者役となり、医師役の学生が英語で医療面接の演習を行うという先進的な教育実践にとりくんでいます。
今回、大学の戦略的機能強化推進経費(医学英語教育強化プロジェクト)によって2回目となる招聘が可能となり、トロエン教授には2週間の滞在中、5年生を対象とした医療面接セミナーや医学教育に関する共同研究等に従事いただいた他、学生?教職員を対象とした『スウェーデンの文化と医療制度』、『スウェーデンの医学教育』をテーマとしたセミナーを実施いただきました。
医学部では、学部をあげて国際化や医学英語教育に力を入れていますが、その中でこのような海外の著名な先生との協働による教育実践や共同研究の実践は、ますます重要度を増し、機会の拡充が期待されています。今年度は、トロエン教授に加え、学部と教育交流のあるアメリカのワシントン大学医学部のダグラス?パウ教授の協力を得て、こうした機会の拡充を図る予定です。
トロエン先生によるビデオ会議システムを利用した医療面接セミナーの様子
英語学習支援室eクリニックで実施された『スウェーデンの文化と医療制度』セミナー
学生による症例研究セミナーに参加し、学生に助言をされるトロエン教授
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