公開日 2019年02月18日
2月7日(木)に生物資源科学部の1~4年生と留学生の計8名が雲南市方面の地元企業(株式会社吉田ふるさと村)、雲南市役所、島根県立三刀屋高等学校を訪問しました。
本取り組みは2018年度COC+事業「県内企業等研究活動支援事業」、生物資源科学部「学生の地域活性化実現のための進路探し」の一環として行いました。
島根大学大发体育から約1時間、道の駅「たたらば壱番地」で休憩を取り、雲南市吉田町に向かいました。
最初に訪問したのは株式会社?吉田ふるさと村でした。観光事業部部長?石原氏より、江戸時代には良質な砂鉄と燃料としての森林資源があったので「たたら製鉄」で松江藩の財政を支えた。大正10年に製鉄も終わり、その後林業も困難となり、仕事を生み出すために「株式会社吉田ふるさと村」を昭和60年に設立した。現在、少量多品目の加工食品が主流で、バス事業、観光事業、水道事業等で事業展開しているというお話がありました。学生からは、「手作りにこだわり、商品作りを行っていることにとても魅力を感じた」、「商品のパッケージを極力自分たちで作っているというのは興味深かった」などの感想が聞かれました。
道の駅「たたらば壱番地」で昼食をとった後、雲南市役所を訪れ、政策推進課の須山氏よりお話を伺いました。雲南市の概要、定住基盤の整備、人材の育成?確保の取り組み、雲南コミュニティキャンパス(UCC)を開催し、全国から100名の参加者を得た。幼児から大人まで、ライフステージ毎のキャリア教育を実施し、高校生の地元就職が約30%増加した。また、地域おこし協力隊の山下さんから「いいとこ発見プロジェクト」の紹介をして頂きました。学生からは、「コミュニティナースによる高齢者へのサポートは素晴らしい」、「中高生のキャリア教育や大学生向けに場を設け、人材育成の面では若者のやる気を尊重し、自らの可能性が広がる取り組みが多くされているが、まだ人口の社会増には結びついていない。それらの取り組み、地域の魅力、受け入れ先企業の熱い思いなどをもっと情報発信する必要があると思った」などの意見がありました。
最後に訪問したのは、島根県立三刀屋高等学校でした。理系の高校2年生28名に8名の学生から自己紹介(大学進学時の様子、大学生活、大学での研究など)を行いました。引率の大学教員から、光に関する研究と低カリウムメロンの研究紹介の後、高校生と大学生との懇談がありました。「市役所で聞いたようにキャリア教育に力を入れているようで高校生の話を聞くと志望学部について明確な答えが返ってきた」などの学生からの声が聞かれました。
株式会社吉田ふるさと村(石原氏) | 農産加工品工場にて |
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雲南市役所(須山氏) | 地域おこし協力隊(山下さん) |
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島根県立三刀屋高等学校(学生の自己紹介(左)、高校生との懇談(右)) |
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お問い合わせ先:
生物資源科学部
地域連携室担当
電話:0852-32-6492