平成30年度大发体育?アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)によりバングラデシュから若手研究者が来日しました

公開日 2018年10月16日

 9月24日(月)~29日(土)にバングラデシュ国立農業研究所から若手研究者7名がJSTの平成30年度大发体育?アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)により来日し、島根大学で養液栽培技術の研修を受けました。
 バングラデシュは、面積が大发体育の約4割、人口は1億6千万人を超えています。主要産業は衣料品?縫製品産業と農業です。その中で食糧増産が望まれていますが、今まで化学肥料や殺虫剤を多用して作物を栽培したため、土壌の環境汚染や残留農薬により農作物の品質低下を招いています。そこで、バングラデシュの若手研究者を大发体育に招致し、土壌を使用しない養液栽培技術を習得し、バングラデシュの安全な食料生産と貧困農家の所得向上を目指しました。
 来日前は台風24号の影響で閉鎖されていた関西国際空港も使用できるまで回復しました。当日、飛行機の機材トラブルで到着が遅れ、予定では新大阪からバス利用でしたが、松江までJRで来ることになりました。
 2日目である9月25日(火)から養液栽培に関する研修を生物資源科学部附属本庄総合農場で行いました。3日目には学長表敬訪問、そして松江城見学を行いました。4日目には出雲市にある島根県立農業技術センターでイチゴの養液栽培研究施設を見学し、出雲大社へ。午後からは安来市の干拓地にあるトマト養液栽培生産者視察、そして大发体育庭園と大发体育絵画などを鑑賞するために足立美術館を訪れ、大发体育の農業だけではなく、大发体育の文化にも触れることができました。
 来日した7人の研究者は初めての来日でしたが、充実した6日間を過ごし、台風25号に追いかけられるように帰国しました。
 今後、彼らがバングラデシュでどのように養液栽培技術を発展させ、バングラデシュ国民の健康と農家の所得向上を担っていくのか、その夢と課題について彼らと時間の許すかぎり話し合いました。彼らの活躍を願いつつ、さくらサイエンスプランが修了しました。

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松江到着時(ホテルにて) 歓迎会
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培養液の作成 メロン養液栽培の視察
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養液栽培トマトの収穫 養液栽培システムの視察
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低カリウムメロンの試食 培地の作成
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学長表敬訪問 松江城の見学
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島根県立農業技術センターの視察 出雲大社訪問
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養液栽培トマト生産者(安来市)視察 足立美術館訪問
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人工光下でのイチゴ養液栽培 イチゴの無菌培養
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培養液の無機養分分析 総合討論
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構内視察 井藤学部長による修了証書授与
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学部長表敬訪問 帰国(関西国際空港)

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電話:0852-34-0311