公開日 2018年02月26日
2月16日(金),「第2回 人間科学研究フォーラム」を開催しました。
人間科学部は,「人間」にかかわる研究を進める他学部,センター等の教員及び地域の自治体?企業?施設等と連携した研究体制を構築することにより,地域で生活する人々がかかえる様々な問題の解決に向けて研究活動の活性化を推進することを目的として,年2回,本フォーラムを開催しており,今回は,学内外から約50名の方にご参加いただきました。
はじめに,川崎医療福祉大学医療福祉学部の長崎和則教授から「川崎医療福祉大学における多職種連携教育の取り組み」と題して基調講演をしていただきました。長崎教授は,ソーシャルワークの効果的な方法について研究されている方で,当日は,医療?福祉に関わる人々が,自分自身の専門性を発揮しつつ他の様々な職種の人と連携を進めることによる,利用者を中心とした包括的なサービス提供の必要性と,多職種と協働する力を養うために川崎医療福祉大学において行っている教育の取り組みについて,分かりやすく解説していただきました。
次に,人間科学部の2名の教員による話題の提供が行われ,まず,心理学コースの野口寿一准教授が「心理アセスメントから見た若者のメンタルヘルス」と題して,心理検査結果に基づく20代,30代のストレスに関する興味深い特徴と産業領域の対応などについて講演しました。
続いて,福祉社会コースの加川充浩准教授が「生活困窮者が有する福祉課題と地域支援の方法」と題して,実例を交えながら生活困窮者に対する地域支援の必要性などについて講演しました。
いずれの講演も,人々がその人らしく生きるための多面的な支援に関する教育研究への興味や関心を深めることができる,大変有意義な時間となりました。
なお,次回は平成30年9月頃の開催を予定しています。
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基調講演を行う長崎教授
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講演を行う野口准教授
講演を行う加川准教授
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