公開日 2017年12月01日
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11月29日(水)、松江テルサにおいて第74回島根大学サイエンスカフェを開催しました。今回は、今年度、初の新入生を迎えた人間科学部の宮崎 亮 准教授が「朝型夜型リズムを知って健康長寿~いつ起きる?動く?食べる?寝る?~」をテーマに講演を行いました。一般市民、企業の方など65名の参加者があり、今回のテーマに対する高い関心がうかがえました。
講演では、典型的な朝型と思われる作家の村上春樹氏などを例に、朝型夜型のライフスタイルを紹介したうえで、参加者は朝型夜型の嗜好性を調べるアンケートにより自身の朝型夜型のチェックを行いました。続いて、朝型夜型を決める要因について説明があり、体内時計の調整に欠かせない光を浴びることと朝食摂取、また、運動能力のピークが夕方に来ることなどの説明がありました。メジャーリーグ選手の時間帯別の打率調査など、分かりやすい例の提示が多数あり、参加者との意見交換も交えたインタラクティブな講演となりました。
講演後の質疑応答では、挙手が相次ぐ活発なやり取りとなり、生活習慣の改善への熱意及び今回の講演で得た知識の活用?展開に対する強い意欲が感じられました。
参加者は、健康長寿を実現するためには、まずは自身の朝型夜型などの日内リズムを知ることが重要であり、その上で、そのリズムに従って起床、活動、食事、就寝等の生活を構成する基本的な生活習慣を整えることが大事であることを学びました。今回の講演が参加者の皆さまが健康長寿を進める上で一助となることを祈念して、サイエンスカフェを終了しました。
次回の第75回サイエンスカフェは、松江テルサを会場に、生物資源科学部の尾添 嘉久 特任教授が「食料生産を支える農薬の話」というテーマで講演します。
宮崎准教授の講演の様子
参加者へ問いかける宮崎准教授
体操指導の様子
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