公開日 2017年09月21日
9月8日(金),「第1回 人間科学研究フォーラム」を開催しました。
人間科学部は,「人間」にかかわる研究を進める他学部,センター等の教員及び地域の自治体?企業?施設等と連携した研究体制を構築することにより,地域で生活する人々がかかえる様々な問題の解決に向けて研究活動の活性化を推進することを目的として本フォーラムを開催し,当日は,学内外から約50名の方にご参加いただきました。
はじめに,筑波大学人間系の原田悦子教授から「心理学から考える使いやすさのデザイン:超高齢社会での挑戦」と題して基調講演をしていただきました。原田教授は,モノの使いやすさと加齢との関係について研究しておられ,筑波大学では高齢者も参加するコミュニティ「みんなの使いやすさラボ」を主宰されている方で,当日は,若者と高齢者におけるモノの使いやすさの違いやデザインの重要性の検証事例などについて,映像も交えながら,分かりやすく説明していただきました。
次に,今年4月から人間科学部に着任した3名の教員による話題の提供が行われ,まず,心理学コースの佐藤鮎美講師が「赤ちゃんの発達とメディア」と題して,テレビや絵本などの身の回りのメディアが赤ちゃんの言語発達に与える影響について講演しました。
続いて,福祉社会コースの足立孝子助教が「初回エピソード統合失調症の認知社会機能」と題して,実例を交えながら統合失調症の早期支援の必要性について講演しました。
最後に,身体活動?健康科学コースの辻本健彦講師が「地域住民に対する生活習慣改善のサポート」と題して,地域住民に対するダイエット支援や運動教室の開催などによる運動介入の実践事例について講演しました。
いずれの講演も,「人間」に関する研究への興味や関心を深めることができる大変有意義な時間となりました。
なお,このフォーラムは今後も継続的な開催を計画しており,次回は,平成30年2月頃の開催を予定しています。
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基調講演を行う原田教授
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講演を行う佐藤講師
講演を行う足立助教
講演を行う辻本講師
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