「地域社会の生活と安全」自転車シミュレーターを用いた模擬演習を実施

公開日 2017年06月09日

 「地域社会の生活と安全」の第4回授業を5月2日に行いました。島根県警察本部交通部交通企画課の上野課長補佐が「自転車を安全に利用するために」をテーマに、自転車シミュレーターを活用した模擬演習を行い、学生32人が熱心に聴講しました。
 交通安全教育の一環として行われている自転車シミュレーターの音声に従い、学生が実際に自転車シミュレーターを体験しました。シミュレーターで走行した映像を再生し、交通ルールや自転車に乗る際に気を付ける点、また、自分であればどのような走行をするかなど、学生に質問しながら解説されました。シミュレーターの最終画面では危険な個所に分けての総合評価があり、どこが危険であったかを再認識しました。また、ドライブレコーダーの録画映像を使用し、車から自転車が見えにくいこと、自転車に乗る際の注意点の指摘がありました。

 改正道路交通法による自転車運転者講習制度の施行に関する講義もあり、自転車通学者の多い島根大学学生にとって実践的な講義内容となりました。

 県内の交通事故件数や島根大学付近に新しく作られた自転車専用通行帯を例にあげ、自転車はルールやマナーが軽視されやすいが、事故に遭わない為、また事故をおこさない為に気を付けてほしいと呼び掛けました。

 この授業は、平成25年度から始まった島根県警察との包括連携協定に基づく授業となっています。また、アクティブラーニングを促進するためのツールであるクリッカーを使用し、学生の自己評価指標としてルーブリックを導入することにより、学生自身が授業の達成目標及び力の伸びを認識できるよう工夫するなど、新しい教育改善方法を取り入れた授業構成となっています。

 5月31日に行った第8回授業では、今までの学習内容を振り返りながら実際に確認するため、大学周辺の防犯パトロールをしました。時間帯によって場所の危険度が変わること、入りやすくて見えにくい場所は犯罪が起き易いなど新たな気付きがあり、学生はメモを取りながら熱心にパトロールを行いました。地域社会の安全を守る市民として新たな視点を得る、貴重な演習となりました。

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自転車シミュレータ演習
防犯パトロール
防犯パトロール2

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