公開日 2017年05月25日
現在の出雲市大社町で造り酒屋を営む傍ら町役や藩の御用宿などを勤めていた手錢家には、御用宿としてのもてなしや、冠婚葬祭の際に出された料理の献立が記された記録が多く残っています。また、松江藩七代藩主?松平不昧公の隠居後の茶会記を写した資料など、江戸時代の茶懐石についての筆写本も複数伝来しています。
本展では、手錢家が所蔵する資料の中から、献立を記した古文書や、婚礼の宴の中で使われた独特の器などを展示し、江戸時代の出雲地方の暮らしや文化について紹介します。
(画像をクリックするとポスターがPDFファイルで開きます)
会 場: 島根大学附属図書館 展示室
会 期: 2017年6月3日(土)~6月25日(日)
関連行事
○ギャラリートーク 手錢記念館学芸員による展示解説
日 時:6月15日(木)(1回目)13:15~13:45 / (2回目)14:30~15:00
○料理ワークショップ「初夏の茶懐石」 江戸時代の料理を作って食べよう!
日 時:6月21日 会場:大社コミュニティセンター(出雲市大社町)
※手錢家の古文書に記された料理の献立をもとに、参加者が料理を作り、試食するワークショップです。
主 催: 出雲文化活用プロジェクト
(公益財団法人手錢記念館/島根大学附属図書館/島根大学法文学部山陰研究センター)
お問い合わせ先:島根大学附属図書館 TEL: 0852-32-6086
手錢記念館 TEL: 0853-53-2000
*出雲文化活用プロジェクト
手錢家所蔵資料の調査研究、翻刻、デジタル化を進め、その成果を公開することによって、江戸時代における出雲大社周辺地域の生活文化や文芸活動の諸相を広く地域市民と共有することを目的として、(公財)手錢記念館、島根大学法文学部山陰研究センター、島根大学附属図書館が連携して立ち上げたプロジェクトです。2014年度から、毎年文化庁の助成を受けて事業を進めています。
*島根大学附属図書館デジタルアーカイブ --> 手錢記念館