公開日 2017年02月27日
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島根大学ではオープンデータ(行政等が保有するデータを利用しやすい形で公開し、民間機関等の二次利用が可能なデータ)を活用した事例調査や、オープンデータを活用した経済効果に関する研究と併行して、先行事例を紹介するセミナーを開催しています。今回は2月13日(月)にICTを活用して地域の課題を市民がレポートし合理的?効率的に解決することを目指す仕組み「ちばレポ(ちば市民協働レポート)」に取組んでいる千葉市市民局の松島隆一さんをお招きしてセミナー「ちばレポ ~市民と行政をつなぐ新たなコミュニケーションツール~の取組」を開催しました。
まず松島さんから「ちばレポ(ちば市民協働レポート)」の紹介がありました。これは公園のベンチが壊れている、道路が傷んでいるといった地域の課題を市民が写真に位置情報を付けてレポートし、それを行政と市民が共有し解決していく仕組みのアプリで、レポートされた課題について行政が市民とともに適切に、効率的に対処していく過程が紹介されました。レポートの内容によって行政でなければ解決出来ない課題、市民が解決できる課題があるがそれぞれの課題についての効率的な解決方法が示されており、千葉市の取組は、市民の参画意識の向上や行政サービスの効率化?透明化の面だけでなく行政コスト削減にもつながっていることが伺えました。
会場の島根大学学生市民交流ハウスFLATには島根大学学生?院生の他、地元の自治体関係者、市民など約20名の参加者が集まり、千葉市のような取組を地元山陰でどのように進めていけるのか、まさに市民が参加する形での活発な議論が行われ、今後の山陰地域での取り組みの可能性を期待させるものでした。島根大学では今後もそれぞれの地域がオープンデータを含めた様々なデータを活用して地域の特徴を客観的に認識し、町づくりや今後の発展性を見据えていくためのセミナーを開催する予定です。
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「ちばレポ ~市民と行政をつなぐ新しいコミュニケーションツール~の取組」の様子 ? |
「ちばレポ」を紹介する松島隆一さん(千葉市市民局市民自治推進部) ? |
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文責 島根大学Ruby?OSSプロジェクトセンター 野田哲夫
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