公開日 2017年02月08日
附属図書館の展示室では、これまで島根大学史に関する常設展示や、附属図書館が所蔵するコレクション展を行うとともに、学内外の機関との共催による企画展を多数開催してまいりました。このたび、「地域未来創造人材の育成を加速するオールしまね協働事業」(COC+事業)の「しまねクリエイティブラボネットワーク」の一つとして、展示室に「地域情報コミュニティラボ」を開設しました。
地域では、地元企業や行政機関、NPO法人など様々な団体が多彩な活動を行っています。これらの団体の活動や成果を、学生や大学を訪れた市民の方が大学内において身近に触れることができる場として、展示室を「地域情報コミュニティラボ」としても活用していただくことにしたものです。ラボの展示をとおして、本学の学生や市民の方がこれまで以上に地域に目を向けて、地元の企業や行政機関、NPO法人などの活動に関心をもっていただくきっかけとなればと考えています。なお、ラボ開設記念展示として、島根県銑鉄鋳物工業組合の加盟企業による「鐡の造形―島根県銑鉄鋳物産業の技と匠」を開催しています。
ラボ開設にあたって、1月31日(火)に、報道発表を行いました。報道関係者の他に、島根県銑鉄鋳物工業組合や島根県の担当者など多数の出席がありました。報道発表では、佐藤利夫副学長(地域連携?貢献担当)が、COC+事業の概要とその事業の一つである「しまねクリエイティブラボネットワーク」の趣旨説明をしました。
杉江実郎附属図書館長は、展示室を「地域情報コミュニティラボ」として活用することになった経緯と、今後の展開について説明しました。
最後に、島根県銑鉄鋳物工業組合の重親守理事長による、挨拶と展示解説がありました。行政機関や大学と連携することによって、鋳物業界を広く学生に知ってもらう機会を得ることができたと、今後への期待が語られました。
「地域情報コミュニティラボ」は、大学と地域の情報の架け橋となることを目指してまいりますので、企業や行政機関、NPO法人などの皆さんの活用を期待しています。