公開日 2017年01月24日
この度,下記の日程で島根大学ヒッグス?初期宇宙プロジェクトセンター講演会「謎の素粒子ニュートリノを隠岐の島で捉える」を開催いたします.
本講演では,私,島根大学ヒッグス?初期宇宙プロジェクトセンター特任助教阿部が,ニュートリノと呼ばれる素粒子に関しまして,入門的な内容から現在島根大学素粒子論研究室で行っている最新の研究まで講演させて頂きます.
大学関係者のほか,高校生,一般の方もお気軽にご参加下さい.
記
日 時:平成29年3月4日(土)13:00~14:00頃
場 所:島根大学教育学部20番教室
講 演:「謎の素粒子ニュートリノを隠岐の島で捉える」
講 師: 阿部 裕悟(島根大学?特任助教)
※入場無料?申込み不要
【講演内容】
素粒子の標準模型は,素粒子の世界を説明する模型として最も良く確立しているものです.しかしながら,標準模型では未だ説明出来ていない謎が多く残されていることも事実であり,その内の1つにニュートリノの質量問題があります.
現在,電子ニュートリノ,ミューニュートリノ,タウニュートリノの3種類のニュートリノが発見されており,これらは極微の質量を持つために3種類のニュートリノが各々入れ替わるニュートリノ振動と呼ばれる現象が生じていることが実験的に明らかになっています.
本講演では,謎の素粒子ニュートリノに関して,これまでに明らかになってきたこと,またニュートリノ振動現象の精密測定により今後発展が期待されることを解説し,また現在,島根大学素粒子論研究室で行っている,隠岐の島でのニュートリノ振動観測実験計画に基づいた理論的解析についても紹介します.
★詳細はこちらのチラシをご覧下さい。
http://www.phys.shimane-u.ac.jp/haba_lab/project_center/2016/poster_2nd.pdf
【問合せ】
〒690-8504 島根県松江市西川津町1060
島根大学 研究?学術情報機構
戦略的研究推進センター ヒッグス?初期宇宙プロジェクトセンター
ヒッグス?初期宇宙プロジェクトセンター 特任助教?阿部裕悟,山田敏史
gravitational.wave.shimadai17@gmail.com
主 催:島根大学ヒッグス?初期宇宙プロジェクトセンター