「先進環境対応車に係る技術シーズ発信会」で発表しました

公開日 2016年12月06日

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 平成281118日(金)に,マツダ労働組合「ふれあい会館」において,中国経済産業局及び一般財団法人ひろぎん経済研究所の主催する,マツダグループ向け「先進環境対応車に係る技術シーズ発信会」が開催されました。
 島根大学からは計測解析技術分野に総合理工学研究科の横田正幸教授と生物資源科学部の鈴木美成 准教授の研究室が参加し,15分間のプレゼンテーションを行うとともにパネル展示をしました。

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 横田教授の研究室は「低コヒーレンスディジタルホログラフィを用いた多層塗膜の乾燥?硬化解析法」について発表しました。
 工業製品の塗装乾燥解析を非接触?定量的に行うことは新規塗料開発,製造工程の削減において重要な要素と考えられます。現在実用化されている手法では,有効な方法は無いのが実情です。横田研究室では,ディジタルホログラフィ(DH)干渉法を応用した塗膜の乾燥?硬化解析法について研究し,その成果を企業共同開発により20166月キュアテスタとして,世界で初めて実用化しています。
 自動車のボディーなど多くの工業製品では製品の耐久性向上ならびに美観の付与を目的として数10 mmの膜厚で塗料を塗り重ねます。本研究ではDH干渉法を応用した低コヒーレンスDHによる多層塗膜の乾燥解析を目的としています。

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 鈴木准教授の研究室は「大気中粒子状物質に含まれる重金属のリアルタイム計測」について発表しました。
 近年,国内においてもPM2.5に対する関心が高まっています。中国による汚染という印象が強いが,国内にも発生源は存在し,その候補の一つとして自動車が挙げられます。しかしながら,従来の環境分析のアプローチでは分析に必要なサンプル量を確保するための捕集時間が1日~1カ月と長いため,詳細な発生源を明らかにすることができず,そのため,環境科学の面から自動車の改善点を提言することができませんでした。
 鈴木研究室が行っている“リアルタイム分析”は,数10ミリ秒~10分間隔で大気中に含まれている金属濃度を測定できる技術です。この技術を用いることで,走行に伴い排出される金属やPM2.5の排出過程を詳細に明らかにすることができます。この測定?解析結果より,環境負荷の低い自動車開発に有効な提言を行うことができます。

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 詳しい発表内容は,産学連携センターにお問い合わせください。

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写真1 写真2

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【問い合せ先】島根大学産学連携センター(担当:服部)

        電話:0852-60-2290

        電子メール:crcenter@ipc.shimane-u.ac.jp

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