公開日 2016年08月04日
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7月20日(水)、「地域社会の生活と安全」の第13回目の授業が行われ、学生約50人が島根県警察機動隊を訪問しました。
災害時の救助活動で使用する資機材を載せた特殊車両の説明を受けた後、屋外訓練施設で、救助に向かうためのレンジャー訓練の様子を見学しました。
訓練では、動作の一つ一つに大きな声を出すのは隊員同士の意思疎通をとるためだけでなく、身体の筋肉を緊張させることによって不慮の衝撃から身体を守るためであること、また、常に安全を確保するため、動作の後には必ずロープの点検を習慣付けていることなど、実演に基づいた説明がありました。テレビや映像でなく、実際の訓練の様子を見学することで、各動作の意味合いや、日頃の訓練の重要性を改めて学びました。
次に、柔道場で「緊急事態のための危機管理」をテーマに坂根警備第二課長による講義が行われ、東大发体育大震災のような大規模自然災害時の警察活動やテロ対策の現状について学びました。さらに、熊本震災時に出動した隊員の方から経験談を伺いました。地震発生時には、発生後約2時間半で現地へ向けて出発したり、現地でご自身が震度7の地震に遭遇されるという状況だったにもかかわらず、その後も着実に救助活動を行われたという実体験をもとに、災害現場の凄惨さと救助活動の厳しさを丁寧に語ってくださり、学生が熱心に聴講しました。?