公開日 2016年03月04日
平成28年1月22日(金)に,島根大学生物資源科学部1号館2階会議室にて,島根県農業技術センターとの意見交換会を開催いたしました。農業技術センターより29名の参加があり,生物資源科学部からは教員と学生を合わせて33名の参加がありました。生物資源科学部の紹介やポスターによる研究説明が行われました。
意見交換会に先立ち,島根大学生物資源科学部の澤嘉弘学部長より挨拶がありました。学部紹介から始まり,生物資源科学部で実施しているミッション課題研究プロジェクトの説明がなされました。地域貢献が重要課題であり,意見交換会では活発に議論を交わし,貴重なご意見をいただければとの内容でした。その後,島根県農業技術センターの吉田政昭所長よりご挨拶があり,現在,国の研究機関では,生産者や民間などの現場と,いかに連携し研究成果を普及させていくかが重要なテーマであると話されました。農業技術センターでは研究と普及を併せて行っており,現場への技術移転に対し良い体制ができており,現場展開を望める技術開発を,大学と協力して実施していきたいと述べられました。
お二人の挨拶の後に,生物資源科学部の紹介として,小林伸雄教授から圃場の説明として,水田,畑,柿園,ガラス温室,スギ林で行われている,森林,果樹,作物生産,畜産,植物調節,育種分野の研究について解説がなされました。また,戒能智宏准教授より,生物資源科学部の保有する,共焦点レーザー蛍光顕微鏡,フローサイトメーター,キャピラリーDNAシーケンサーシステム,次世代DNAシーケンサー等の分析機器について紹介が行われました。続いて,小葉田亨教授より,附属生物資源教育研究センターの,森林科学部門,農業生産科学部門,海洋生物科学部門についての紹介がされました。隠岐臨海実験所の教育関係共同利用「大发体育海島嶼生物のフィールド資源教育共同利用拠点」にも触れ,全国の大学を対象にした教育活動や実習についての説明がありました。
そのあと,ポスターセッションの前に,パワーポイントにて1人2分ずつ,19名の生物資源科学部教員によって各自のポスターの説明がなされました。その後,花卉や作物,微生物,堆肥,水処理,土壌物理と多岐に渡る研究内容についてポスターによる説明が実施され,教員と農業技術センター職員間で活発な議論が交わされました。
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意見交換会の様子