公開日 2016年02月16日
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経済環境が厳しい今日,中小企業では,大企業などからの下請け型から,企画提案型への変革が必要と言われています。しかし下請け型からの脱却には,顧客価値を把握して自分の仕事は自分で創り出すという取り組みが必要となります。
このような観点から,中小企業が自社の経営資源を活かして独自製品や技術を開発し,事業として進めていくためのコツを学んでいただくセミナーを,島根県をはじめ島根県内の関連機関と連携して10年前から開催しています。
今年度も,株式会社テクノ?インテグレーション代表取締役(島根大学産学連携センター 客員教授)の出川 通 氏を講師に迎え,初級編を平成27年12月4日に安来市(安来市学習訓練センター)で,中級編を平成28年1月28日と29日の二日間に亘って松江市(テクノアークしまね)で開催しました。
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【初級編】
初級編では,「経営者?技術者が開発した新製品がなぜ売れないのか」をテーマとする講演と,地元の2社(城東化成株式会社部長 遠藤 博 氏,株式会社ファデコ 取締役専務 藤原大輔 氏)からそれぞれの企業で取り組んでおられる事例を紹介していただきました。
その後,パネル討論形式で会場との質疑応答を行い,B2Bでのマーケティングの実際や新規顧客の獲得,新分野での事業展開,お客さんとの連携の苦労など,生の声を伺うことができました。
安来市や松江市など島根県東部の企業の方々を中心に約30名の参加があり,盛況でした。
詳しい内容はこちらをご覧ください。?
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【中級編】
中級編では,MOTのマーケティングを中心に,座学に加えて自らのテーマについて演習し,その結果を参加者間で発表して議論する,グループ討議を組み合わせて行いました。
参加した皆さんは,熱心に講師の話を聞くと共に,グループ討議(演習)では各自が持ち寄った課題について活発な議論が行われ,会場が熱気に包まれるほどでした。
自らのテーマで演習やグループ討議を行うことで,MOTやマーケティングについての理解を深められました。また,参加者間の交流が活発に行われ,自然に異業種交流となりました。
参加者は10名で,金属加工,食品,サービスなど様々な業種の方が参加されました。参加者のエリアも,松江を初め,米子,安来,出雲,益田など様々でした。
詳しい内容はこちらをご覧ください。
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今後もこのようなセミナーを継続し,MOTの普及やMOTを通じた人材育成に務めて行きたいと考えています。また,MOTが活かされ,地域での新事業やイノベーションの創出につながって行くことを期待しています。
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【問合先】島根大学産学連携センター地域産業共同研究部門(担当:北村)
Tel:0852-60-2290 E-mail:crcenter@ipc.shimane-u.ac.jp
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