公開日 2015年09月03日
山梨大学甲府キャンパスで2015年8月26日(水)~27日(木)に開催された文部科学省博士課程教育リーディングプログラム「グリーンエネルギー変換工学」第4回国際セミナーにおいて、本学総合理工学研究科 物理?材料科学分野 笹井?藤村研究室所属のWasusate Soontornchaiyakul君(D1)が「Hybrid Materials Systems of Porphyrin with Alternative Stacked Films of Metal-Doped Titanate Nanosheet and Their Photochemical Character(和訳: 交互積層金属ドープチタン酸ナノシートとポルフィリンのハイブリッドシステムとその光化学特性)」という演題でポスター発表を行い、“Poster Award”を受賞しました。
この研究はRhをTiサイトにドープしたチタン酸と光増感色素であるポルフィリンとのハイブリッド材料の光触媒特性に対するRhドープの影響を詳細に調査したもので、将来的には水を原料とした水素製造用触媒として、再生エネルギー利用において注目されている人工光合成の実現に大きく寄与できる可能性があります。
なお、本発表の内容の一部は、第3期重点研究部門「S-グリーン?ライフナノ材料プロジェクト」(A1グループ)の成果を含んでおり、ナノテクプロジェクトセンターの研究にも関係しているものです。
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Poster Awardを受賞したWasusate Soontornchaiyakul君 |