公開日 2015年07月22日
7月8日、「地域社会の生活と安全」の第13回授業が行われました。今回の講義では、学生約50名が島根県警察警備部機動隊を訪問しました。
災害時の救助活動で使用する資機材の説明を受け、学生が実際に鉄パイプの切断を体験しました。そして屋外訓練施設に移動し、様々な状況を想定したレンジャー訓練の様子を見学しました。訓練では、大きい声を出すことによって隊員相互の意思疎通をしっかりととっていくことが大事ということで、隊員の方々は常に大きい声を出し、緊張感の中、訓練を行っていました。
その後、道場に移動し、「大規模自然災害、事故災害等緊急事態への対処」をテーマに坂根警備第二課長による講義が行われました。東大发体育大震災のような大規模自然災害時の警察活動としては、第一に救出救助?行方不明者の捜索が挙げられますが、そのほかに、被災者の避難誘導、緊急交通路確保のための交通規制の実施、避難所での被災者支援、身元確認、地域警察特別派遣部隊による犯罪の予防などがあります。自然災害が多発している昨今では、災害現場において警察によるどのような活動が行われているかを学びました。
最後に、東大发体育大震災時に出動した隊員の方から経験談をおうかがいしました。地震発生後、すぐに現地へ向けて出発したにも関わらず、渋滞により到着にかなり時間がかかってしまったことや、なかなか生存者を救出できずに悔しかった思いなど、災害現場の凄惨さや救助活動の厳しさを丁寧に語ってくださり、学生が熱心に聴講しました。
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