公開日 2015年06月08日
学生にどう教えるのかを考えるFDセミナー「授業デザインワークショップ」が開催されました。昨年度から今年度に島根大学に着任した教員に加え、米子高専からの参加者など合計16人が参加し、何のために教えるのか、どう教えるのかをテーマに、学生に伝える授業デザインを学びました。
午前中は4グループに分かれ、それぞれのグループに渡された「ゴム」「碗」「紙」「鏡」について、そのアイテムの“すごさ”を考え、話し合ってまとめた要点を発表しました。身近なものを素材に、その“すごさ”を発表し合うことで、何が重要か、何に着目するか、発想?着眼の違いによって物事のとらえ方に大きな違いが出てくることを実感しました。
意見交換会を兼ねた昼食を挟んで、現役の学生が参加したスキットをもとに参加者と学生が意見交換しました。学生からは「教員はレジュメを読むだけではなく、何が大切なのか投げかけをしてほしい」「パワーポイントはとても全部メモできない。大切なところは資料として配ってほしい」「学生に思いを伝えたり、自分が知らないことを教えてくれたりすれば授業中に眠ったりしない」など、教員にとって耳の痛い意見が出されました。
またグループワークについて「なぜグループワークなのか、何のためにやるのかはっきりさせてほしい」「周囲の人と話し合って、というのはあまり意味がない。近くにいるのは友人が多く、いつもの話の延長でしかなくなる」など、学生の本音も出され、出席者は熱心に聴き入っていました。
学生たちの発言を受けて、教育開発センターの岩瀬峰代准教授が学習理論を解説した後、参加者は、自身のシラバスについて、授業計画を作り直す作業を行いました。
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