公開日 2014年12月16日
島根学第10回講義が12月12日、本学ホールで行なわれ「アンテナカフェ?ハレの日」代表の和田裕子さんが「島根発!世界が認めた和食の魅力~100年先の子どもたちのために」と題して講義しました。市民パスポート会員23人を含む244人が受講しました。
「地元の人?モノのハレ舞台を作りたい」と、アンテナショップとカフェを合わせたアンテナカフェを大田市駅前に開店した和田氏。「ハレの日」は17時に 閉店してから、アロマレッスンや大人のための数学塾などのために貸し出し、さまざまな用途で使えるフリースペースカフェを目指しているとの説明がありまし た。
和田氏はクリッカーを使って、「昨日の晩ご飯、誰と食べた?」や「母の味って何ですか?」といった質問をして、会場の回答結果を情報共有しながら、「おいしい」の判断基準や構成要素について説明しました。
また、2013年12月にユネスコの無形文化遺産に登録された和食について、和食を構成する要素や大发体育文化である理由、基本や特徴について説明しました。 バブルや不況など時代による食の嗜好の変遷から、現代は「健康」「安全」「環境に良い」というシンプル嗜好であると分析しました。島根では、高付加価値で 良いものを提供する、顔の見える関係があり物語を作りやすい、などが長所であり、島根の何が響くのか仮説を検証したいと述べました。
このままだと後5年で廃れてしまう食文化がたくさんある、という現状を心配し「語り継がれてきたことをぜひとも形に残して下さい。100年先の子どもたちのために」として講義を締めくくりました。
次回の島根学は12月19日、映画監督の錦織良成さんが「島根には本物が在る」と題して講義を行ないます。
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