公開日 2014年08月08日
山陰地域ソーシャルラーニングセンターのFD研修会が8月6日、島根大学図書館コンピュータ室で開かれ、連携各校の教職員31人がeラーニングコンテンツの作成と公開を学びました。
研修会では、島根大学教学IR室の松田岳士教授が3部に分けて講義、指導しました。
1部では、パワーポイント作成やビデオ撮影のコツなど、コンテンツの基本を解説。パワーポイントを使った場合、とかく長く退屈なものになりがちで、聞き手のキャパシティに配慮した組み立てが必要、色使いやフォント、図などをうまく使うことが必要だと強調しました。レイアウトは左上から右下へ、上から下へ、左から右へ流れるのが分かりやすく、フォントについては書体、スタイル、色に工夫することが大切で、明朝体は縦線が消える場合があり使わない、アニメーション効果をうまく使うことなどを解説しました。
また、映像は必ず三脚を使って撮影し、ホワイトバランスを必ず取ること、音質を重視、論旨?ストーリーが重要で何が言いたいのかを何度も問い直すのが編集作業だとしました。
第2部では、LMSとコンテンツの種類にかかわらずやり取りできる標準規格?SCORMなどについて解説しました。参加者はSCORMコンテンツの作り方の実際を実習しました。
3部では著作権について説明し、制作に携わった人に著作権が発生すること、引用と複製の違いなどを解説しました。
山陰地域の5大学の連携事業である、地域で学ぶソーシャルラーニング事業を遂行する上で、地理的な制約を乗り越えるための重要なポイントとなる、ウェブを利用した事前学習、事後学習コンテンツを作成する際に必要となるデジタルコンテンツの作成方法や関係する権利関係などの知識を深め、参加した連携大学関係者からは、大変有意義な研修会であったとのコメントがありました。
また、学内からも、反転授業などでも活用されているデジタルコンテンツの作成について知識を深めたいという希望を持つ、多数の教員の参加者がありました。
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