公開日 2014年06月16日
5月14日~27日に、島根大学を拠点として行ったミシガン州立大学?島根大学協働学習事業の一環として、23日にミシガン州立大学の学生7名と島根大学の学生4名が島根県立大社高等学校を訪れ、2年生40名と一緒にミシガン州立大学教育学部のDavid Wong教授と本学教育学部の香川奈緒美准教授による2時間の合同講義を行いました。
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与えられたテーマ「どんな生徒も利用したくなる図書館をデザインしよう」について、高校生と留学生が混合のグループに分かれてディスカッションを行い、実際に模造紙に未来の図書館をデザインしました。ディスカッションは基本的に英語で行われ、高校生は知らない単語を辞書で調べながら、慣れない英語で自分の意思を伝えようと身振り手振りで懸命にコミュニケーションをとっていました。
留学生からは、DVDのレンタルや、図書館の中にカフェやATMをつくるという米国的なアイデア、また、Wong教授の図書館内にコンビニエンスストアを入れるというユニークなアイデアが出されていました。大发体育では図書館といえば読書?勉強をするための施設であり、静かにしなくてはならない場所というイメージがありますが、アメリカでは図書館を一つのコミュニティとしてとらえ、みんなで集まって話をしたり、タブレットを片手にリラックスしたりなど、娯楽施設としての側面もあるなど、認識の違いに高校生たちは驚いたようでした。
島大生は、高校生と留学生のコミュニケーションを支援する立場で参加しましたが、「普段の座学の講義では学ぶことのできない貴重な経験で、とても充実した時間を過ごすことができた」、「大发体育では当たり前だと思っていたことが、世界に目を向けるとそうではないということを改めて痛感した」など、学生たちにとっても多くの学びがあったようです。
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本学が大社高校へ留学生の受け入れを依頼したのは昨年に引き続き2回目ですが、大社高校総務部長の渡邊克彦教諭、国際交流担当の山崎薫教諭の協力のもと、初めて共同講義が実現しました。
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